世界からテロが無くなる日は、恐らく永久に来ない

■シリアで市民ら１５６人死亡　テロや戦闘、ＩＳ関与か
(朝日新聞デジタル - 07月26日 01:35)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5216268

【テロをやる側は、車１台、ナイフ１本あれば出来てしまう】

環境にもよりますが、テロを起こす側は、やろうと思えばナイフ１本持って車に乗り込んで、人通りの多いメインストリートに突っ込んで片っ端から人を撥ねて回り、車が動かなくなったらナイフを持って暴れ出せば大勢の犠牲者が出るのです。
テロとは違うかもしれませんが、秋葉原無差別殺傷事件がいい例でしょう。
小型の爆薬もあれば、最後は自爆して死人に口なしも出来てしまう。

【積もり積もった憎悪がテロと言う形に走るのは、想像に難くない】

難民であれば、先住民と同等に扱われないことに不満を感じて。
民族間の憎悪であれば、相手が特定の民族であると言う事に対しての憎悪で。
仕事にあぶれ、あるいは仕事にありつけてもキツい、汚い、臭い、安いなどの非常に厳しい水準での労働環境で。
あるいは、特定の民族を心底憎くて憎くて仕方ない憎悪の塊の場合、それが積もり積もって。

そんな中で、「あなたが感じている怒りは正当なものだ。憤怒をぶつけろ、社会に復讐しろ、我々は仲間だ」などと煽る者がいたらどうでしょうか？
実際にISはインターネットを通じて、そういう形で鉄砲玉にする自爆テロ要員を確保していたわけです。
その結果が、EU諸国でのテロの嵐。

警戒する側は365日常時国内全てを警戒するなんて不可能。
しかし、やる側はいつでもどこでも出来てしまう。
防げるはずが無いのです。

【インターネットが発達したことで、繋がってはいけない水と油が繋がるように】

ネットが無い時代だったら、自分と合わない相手とは避ければ済むだけの話だった。
しかし、ネットが発達した現在、本当に全く価値観が合わない相手とも繋がりを持ってしまうようになった。

人間、全ての人に好かれるなんて言うのは土台無理な話。
マザー・テレサやマハトマ・ガンジーですら、批判されることはあるのだから。
あなたが男性であれば、男性であると言うだけで憎悪されることもある。
あなたが女性であれば、女性であると言うだけで憎悪されることもある。
あなたが日本人であれば、日本人であると言うだけで憎悪されることもある。
あなたが高齢者であれば、高齢者であると言うだけで憎悪されることもある。
あなたが若年層であれば、若年層であると言うだけで憎悪されることもある。

ではどうすれば良いのか。
自分と合わない相手、自分に憎悪を向ける相手とは徹底的に関わりを断ち、相手から関わってきたら毅然と対応し、避ける事です。

日本を憎悪している国、近くにありますよね。
個人間だけでなく、国家間でも然り。
自分を憎悪している相手に付き合ったり、ヘコヘコして諂（へつら）うのは、余計に相手の怒りや恨みを買う結果をもたらしかねないのです。

そして、『全ての人間に好かれるなんて不可能なので、価値観の合う相手と付き合いを持つ』と割り切ることです。
相手の意見に耳を傾けるのは大事なこと。
しかしそれは、相手の言い分を全て飲むと言う事ではない。
相手の意見を聞いて、「合わない」と感じたら、すっぱりと切る。
それが長い目で見たらお互いの為になるのですから。