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2018年07月26日18:57

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モルモン書 預言者ジョセフ・スミスの証


真理の玉手箱、「モルモン書」
2016年7月27日 ·
2018.07.26.私訳推敲再編
 英文翻訳者であるジョセフ・スミス・Jrが、この古代の記録をどのようにして入手するに至ったか、その数奇な体験について述べて(抜粋)いますので、是非併せてお読み頂きたいと思います。《以下、The Book of MORMON に収められている文書より》

            預言者ジョセフ・スミスの証

 預言者ジョセフ・スミスは、『モルモン書』が世に出されるに至った次第を、次のように述べている。
「(1823年)9月21日の夜のこと・・・私は全能の神に祈って、折り入って頼みごとをしようと、・・・こうして神を呼び求めている最中、私は室内に光が現れ始めたことに気付き、・・・それが部屋中真昼よりも明るくなるまで増し続けたかと思われるや否や、私の寝台の傍に両足が床から離れて空中に立っている人が現れた。そのお方はこの上ない優美な白さの、ゆったりした衣を身にまとっておられ、それは私がこの世で見た如何なるものも及ばない白さで、またこの世の如何なるものもあのような極めて白い輝きを見せることは出来ないだろうと思う。そのお方の両手両腕はあらわで、【衣の袖は】手首の少し上まで、また同じく両足両脛もあらわで、【衣の裾は】足首の少し上までしかなく、頭と首にも覆いはなかった。そのお方の胸が見えるほど衣がゆったりしていたため、私にはそのお方がその衣以外何も着ておられないかのように思われた。
 そのお方の衣が非常に白かったばかりか、その全身は筆紙に尽くし難い輝きに満ち、その容貌は実に稲妻のようであった。室内は非常に明るかったが、そのお方の直ぐ周りほどの大変な明るさではなかった。私は最初そのお方を見た時に恐れを感じたが、直にその恐れは去った。
 そのお方は私の名前を呼び、自分は神の御前から遣わされた使者で、その名はモロナイと言う者であること、神が私の果たすべき仕事を備えておられること、そして、私の名前はあらゆる諸国民、諸部族、また諸言語の民の中で良くも悪くも覚えられること、即ちあらゆる世間の人々の間で良くも悪くも語られると言うことを告げられた。
 そのお方は、金の版に書かれた本が取ってあって、それにはこの大陸の先住民達にまつわる話と彼らがどこからやって来たのか、その起源が載っていることを告げられた。また、その中には救い主が昔の住民達に教えられたままの完全な永遠の福音が載っていることも告げられた。また、銀の弓型にはめられた二つの石があって ――― 一つの胸当てに固定されたこれらの石はウリム・トゥミムと呼ばれるものを構成しており ――― 版と共に置かれているこれらの石は古代、即ち、先の時代【代々】聖見者に任命された人々によって所有され、使われていたもので、その本を翻訳するために神が備えられたものであることも告げられた。
* * * * * * * * * * * * 
 そのお方は更に続けて、今語った版を私が受け取る時、――― 未だそれらを預かる時期が来ていなかったので、――― その版も、ウリム・トゥミムの付属している胸当ても、それらを見せるように命じられた人々の他には誰にも見せてはならず、もし見せたならば命はないと言われた。そのお方が版について話している間、私の心に示現が啓かれ、その版がどこに保管されているかを知ることが出来た。然も、後でその場所へ行ってみた時にそれと分かったのもその示現が明瞭だったからである。
 そのお方がここまで語り終えて後、見ると室内の光は直ちにそのお方の周りに集り始め、それはそのお方のすぐ周りを除いて室内がまた元通りの暗闇になるまで続いたかと思われるや否や瞬く間に、まるで天に向って一筋の光の通路が開かれたかのように、そのお方は全く姿が見えなくなるまで昇って行かれ、室内はこの天来の光明が訪れる前の暗闇状態に戻った。
 私が横になって、ただならぬ光景に思いを馳せ、この特別な使者によって告げられたことが一体どう言うことなのか甚だ不思議に思って考え込んでいる最中、不意に室内が再び明るくなり始めたことに気付くや否や、突如としてあの同じ天からの使者が再び私の寝台の傍らにおられた。
 そのお方は、最初訪れた時に述べられたことと全く同じことを少しも変えずに再び語り始め、それを言い終えると、飢饉、戦争、また悪疫による甚だしい荒廃を伴って地上に下されようとしている大きな裁きについて告げ、然もそれらの激しい裁きはこの時代の地上に下るだろうと言われた。これらのことを語り終えると、そのお方は再び前と同じように昇って行かれた。この頃にはもう、心に受けた印象が余りにも深くなっていたため眼が冴えて眠れず、見聞きしたことへの驚きで、すっかり参ってしまい寝床に倒れ込んでしまった。ところが何とも驚いたことに、私はまたもや寝台の傍らにその同じ使者を見、そのお方が詳しく語られるのを、即ち前に語ったことと同じことを繰り返し語られるのを聞いたのである。そして一つの警告を付け加え、悪魔は私を誘惑して、〔父の家族は暮らし向きが貧乏なので〕金持ちになるためにその版を手に入れさせようと試みるだろうと告げられた。そのお方は私に、そのようなことがないようにとこれを差し止めて、神の栄光をたたえる目的以外のために版を手に入れようとしてはならず、また神の王国を建設しようとする目的以外、如何なる動機にも左右されてはならないのであり、さもなければ私はそれらを手に入れることが出来ないと告げられた。
 この三度目の訪れの後、そのお方は再び前のように天へと昇って行かれ、そして私は、たった今経験した不思議な出来事について再び深く考え続けた。ところで、天の使者が三度目に私から離れて昇って行かれたのと殆ど時を同じくして雄鶏が鳴いたので、私は夜明けの近いことを知ったのであるが、そのことから私達の会見は一晩中通して行われていたことになる。 
 その後、私は間もなく寝床から起きて、いつも通りその日にしなければならない仕事に出掛け、普段通り働こうとしたものの、全く疲れ果てて体力がなくなっていることに気付いた。一緒に働いていた父は、私の具合が悪いことに気付き、家に帰るようにと言った。そこで、私は家に帰ろうとして出掛けたが、畑の外に出る囲いを横切ろうとしたところで、すっかり力を失くしてどうしようもなく地面に倒れてしまい、暫らくの間全く意識を失っていた。
 ふと、私に話しかけ、私の名前を呼ぶ声で我に帰り、見上げると、私の頭上にあの同じ使者が前のように光に包まれて立っておられるのが見えた。そのお方は、前夜話して下さった全てのことを繰り返し語られてから、父親のところへ行って自分が受けた示現と命令のことを話すようにと命じられた。
 私はそれに従い、畑にいる父のところへ戻って全てのことを詳しく打ち明けた。すると父は、それは神から出ていると答え、行ってその使いから命じられた通りするようにと言った。そこで私は畑を後にして、使いから版が保管されていると教えられていた場所へ向った。版の保管場所については、受けていた示現がはっきりしていたので、そこに着いた時、直ぐにその場所が分かった。
 ニューヨーク州オンタリオ郡マンチェスター村の近くに位置する、その界隈切っての小高い丘がある。この丘の頂上から遠くない西側の所にかなり大きな石があって、その石の下に埋められた石の箱の中に版が置かれていた。この石は、上部中央が厚く丸みを帯び、ヘリに行くに従って薄くなっていたので、中央部分は地上に見えていたが、へり全体は土に覆われていた。 土を取り除いた後、私は手に入れたてこを石のへりの下に差し入れて少し力を入れ、それを持ち上げた。中を覗き込むと、果たして使者が言われたように、版、ウリム・トゥミム、そして胸当てが見えた。それらが収められていた箱は一種のセメントのようなものを使い、石を積み重ねて作られていた。箱の底には、二つの石が並べて寝かせてあって、その上に版とその他の品々が一緒に載せられていた。
 私がそれらを取り出そうとしたところ、あの使いに止められ、そして改めて、これから先四年経たなければそれらを取り出す時節が来ないことを知らされた。それでも私は丁度一年目にその場所に来なければならず、そこで使いが私に会って下さること、また私がその版を手に入れる時まで毎年それを続けなければならないことを告げられた。
 そう言う訳で、私は命じられた通り、丸一年目毎にそこへ行って、その度毎にあの使いにお会いし、またその会見の都度、主が何をなさろうとしておられるか、またこの世界の末期に主の王国がどのように運営されることになるかその方法について教育と知恵を授かった。
    * * * * * * * * * * * *
 ついに、版、ウリム・トゥミム、それに胸当てを手に入れる時がやって来た。1827年9月22日、いつものように満一年目にそれらが保管されている場所へ行ったところ、あの天の使いが次の責任と共に私にそれらをひき渡して下さった。即ち私はそれらに責任を持たなければならず、もし私が不注意、或いは自分の如何なる怠慢によってでも、それらを紛失させるならば私は命を絶たれ、然し、その使が引き取りに来られるまで、私がそれらを保全するためにあらゆる方策を尽くすならば、それらは守られると言うのであった。
 私は間もなく、それらを保全するために何故そのような厳しい責任が課せられたのか、また私に要求されたことを成し終えた時、何故使いが引き取りに来ると言われたのか、その理由が分かった。私がそれらの物を持っていることが知れるや否や、私からそれらを奪おうとする非常に熱心な努力が払われたからである。それらを手に入れようとする目的のために思い付く限りあらゆる謀略に訴えたのである。迫害は以前にも増して激しく容赦のないものとなり、大勢の人が出来ることなら私からそれらの物を奪おうと絶えず隙をうかがった。然し、私の手に要求された保全の責任は、私がその仕事を成し遂げるまで、神の知恵がそれらを私の手元で無事にさせたのであった。こうして、予め取り決められていた通り、使いが引き取りに来られた時にそれらの物をお渡ししたので、1838年5月2日の今日に至るまでそのお方が保管しておられるのである。」

 尚、記録の全文については、『高価な真珠』の「ジョセフ・スミス――歴史」並びに『末日聖徒イエス・キリスト教会歴史』(History of The Church of Jesus Christ of Latter day Saints)第一巻、第1−6章を参照していただきたい。
こうして、塵の中から語りかける人々の声として地から取り出され、また神聖な証言によって裏付けられるように、神の賜物と力により近代語に翻訳されたその古代の記録は、1830年にTHE BOOK OF MORMON(モルモン書)として世に出版された。 
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 *註:現代では二次元の映写装置、TV、液晶パネル、そして録画再生装置が当たり前の時代ですが、ジョセフ・スミスが経験した映像はこの地球上ではまだ足下にも及ばない空間映像再生とでも呼ぶに相応しい技術であることに御注目頂きたいと思います。(古川)
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