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2018年07月26日00:37

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『リア充にもオタクにもなれない俺の青春2』

弘前龍 先生が贈る青春小説。第2巻は合唱コンクールを前に“蒔菜”と“叶夢”の対立が
浮き彫りとなるクラス内で面倒くささを感じる“亮太”が“恵久”との彼女関係に臨みます。
(イラスト/冬馬来彩 先生)

http://dengekibunko.jp/newreleases/978-4-04-893923-2/


前巻で“奈々子”の嘘がもたらす人間関係と距離感に悩んだ“亮太”。今度は“恵久”を
少なからず想っている“木ノ本”に深入りしてほしくない彼女から3ヶ月恋人関係になる
お願いを引き受けたことで、これまた知られざるリア充の人間関係に晒されるワケです。

“恵久”と“木ノ本”の内緒話を偶然耳にした“亮太”が恋愛感情について苦悩する姿は
リア充にもなりきれない彼らしさを晒してきます。“恵久”とドライな関係を貫くはずの
彼が思いがけないヒントを得ることで彼女の「嘘」と向き合うことになる展開は興味深い。

“奈々子”が駆使したスキルについては空恐ろしさを感じずにはいられなくてつい苦笑い。
好きでも嫌いでもない“亮太”なりに“恵久”の気持ちを慮って、歩み寄っていく様子は
まさに彼らしい。これからも嘘をついて生きていく、その言葉に全てがある気がします。
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