今は小学校の低学年と高校では社会科は解体されて、それぞれ生活科と地歴(地理・歴史)・公民に分割されている。それに伴い、社会科の教員免許は地歴と公民に分かれている。だが、現場では教える科目が複数になるので、どちらか一つでは使いにくいからとりあえず臨時免許状で対応する。
社会科の免許は他の教科と違って、ほとんどの文系の学部で取得できる。法学・文学・経済・経営、歴史等々。だから年度当初に転任・新任の教員に聞くのは、何を専攻したか、である。もちろん大学時代の専門をそのまま教えるということはないから、ほとんどは専門外をやることになる。
教員になって「俺は地理しかしない」とかいうベテランがいてアホか、と思った。翌年から「複数学年・複数科目を持つことにしよう」と提案した。自分は最大は社会科5科目を持ったことがある(世界史・日本史・政経・現社・地理)。同一科目でも2単位、3単位にわかれることがあるから、試験になると問題作成だけでエラい時間がかかる。
だが、社会科とはそういうものだ。特化した専門領域ではなく、社会科としての共通の理念をそれぞれの科目でどう生かすか、ということが求められる。
続く。
日本国憲法第2章第九条を守ろう!
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