毛皮のボロを観に♪

今日は日記連投で行きやす。以前NHKでやっていたと記憶してるんですが
スタジオジブリの宮崎駿さんが引退宣言を覆してアニメの新作を創ることにしたという
ドキュメント番組を観て随分と月日が経ち完成した短編作品毛皮のボロがジブリ美術館で
上映されているので、それが終わってしまう前に観ようと考えていました。

15分ほどの短編アニメが期間を置いて10本ぐらいだったと思いますが順番で、ジブリ美術館に
ある小さな映画館で上映されています。僕はこの美術館に久々に行って来まして今回で3回目
なので、過去2作品観ていますが、ボロが8月31日で一旦終了するので多少焦ってました。
また他の作品が何本か上映した後に観れる機会が回って来るはずなんですが、今の所何時に
なるかわかっていません。

NHKで放送していたのは、今の現代のアニメはCGが駆使されているのはほぼ常識になって
いますが、ジブリの作品は人力に拘っていたのですが、それでも時代の流れに取り残されて
しまっている厳しい現実を宮崎さんも受け入れ苦悩する姿があのドキュメント番組では映って
いました。

そこで宮さんも今回ボロを創るにあたって心機一転CGを取り入れて作品を創るという流れ
でしたので、ジブリも等々CG作品かあ〜と感慨深いものがありましたが、初めて観るジブリに
おけるCGはさすがに違和感がない訳ではなかったのですが、文字通り老体に鞭打って
マッサージしている映像までも映されていた宮さんを観ていたので、改めてロックな魂を持った
おじいちゃんだなあとは思いました。


正直世の中では年金もらって悠々自適な生活を送っている年齢の方が新しいことにチャレンジ
するのって僕の年齢でも難しいことなのにと考えると刺激を受けますね。
過去2本観た短編と比べるとさすがに全体のクオリティはどうなの？と思う部分はない訳では
ありませんでしたが、さすがは宮さんと思う箇所はありましたね。

どうやらボロを創ったことによってアーティストとしての血が騒いだのか新作を創ると引退の
二文字がまたもや遠ざかり辞める辞める詐欺だとか世の中では散々批判されていますが
ボロを観た感じではまだ宮さんのファイティングスピリットは衰えていないと僕は思いました。

まあ東京の吉祥寺から多少離れた住宅街に近い場所にある井の頭公園という公園の敷地内
にある美術館なので、行きたくても簡単には行けない方も多いとは思います。
しかしこの短編アニメはDVDなどは発売されていないので、あの場所に行かないと観れない為
僕は同じ市内に住んでいますが、全部の映画を観るのはあと6、7回ぐらい行かないといけない
計算になるんですよね。

映画のことばっかり書きましたが、館内では今5月27日から、新しい企画展示「食べるを描く。」
を開催しています。
http://www.ghibli-museum.jp/exhibition/011226/　←参照

一応子供のことをメインに考えた美術館とはいえ大人も楽しめるようになっていますし
常設展示物だけではなく企画物の展示もあり11月辺りまでも予定しているらしい食べるを描くも
面白かったですね。

参照で観れるジブリのサイトの説明通り、昭和30年代前半のサツキ・メイ姉妹が暮らす
となりのトトロの草壁一家の台所と天空の城ラピュタのタイガーモス号のキッチンを再現してる
場所がありこれがアニメとそっくりに造られているので、トトロもラピュタも大好きな自分は
テンションマックスでしたね。うふふ。でもタイガーモス号はラピュタを観てる人ならおわかり
でしょうが、シータが大掃除して綺麗になった後のキッチンですよ。当然ながら。あはは。

ジブリ作品って食べるシーンが凄く印象的に描かれていて劇中でキャラクターがえらい
美味しそうに食べ物を食べるんですよね。ラピュタの卵焼きを乗せたトーストとか観てると
めっちゃ食べたくなりますよね。


ネタバレになりますが、アルプスの少女ハイジでデッカイウインナーが登場するのも外国の作品
を日本のアニメで再現するのは日本にはない物を登場させてより一層リアリティを持たせる
為だったと書かれていました。子供の頃過ぎてパイジのことはそこまで細かいシーンは
僕も覚えていないのは残念な所ではあります。

いやあ何回行っても楽しいですなあ。昨今チケットの転売問題が社会問題になっているせいか
入口でチケットが僕本人の物か確認するスタッフさんがいました。前回はそんなのなかったような
気がするのですが、車の免許証を持っていてラッキーでしたよ。


ボロの上映が終わって次の作品になったらすぐまた行きたくなって来ました。
僕個人的にはディズニーランドはまったく楽しめなかったのですが、ジブリの美術館はこんな
おっさんでも何回行っても楽しいです♪