音楽メディアの話。
人生初めてのSACD(スーパーオーディオCD)購入は2007年。
ずっと追っかけている英国プログレグループ、ジェネシス。
全タイトル、リマスター&リミックスする一大プロジェクト。
SACD/CD HYBRIDとDVD-VIDEOの二枚組で出し直すという。
その第一弾ボックスの冒頭を飾る1976年作品「A TRICK OF THE TAIL」。
グループの看板だったボーカリスト、ピーター・ゲイブリエル脱退後の
第一作で、後の世界的ヒットグループに躍進する作品となります。
このプロジェクトの為に、
SACDが再生出来るユニバーサルプレーヤー、DENON DVD-2930、
対となるAVアンプ、DENON AVC-3890を購入しました。
その後、PCオーディオという物が始まるまで、ずっとこのシステムでした。
初めて聴いたSACDの音は驚愕でした。
CDのデジタル臭さは大幅に減退し、
レコードのような滑らかな音、それでいて鮮烈かつ
ボーカリストの口の中の舌禍音が聞こえる描写力。
以後、ジェネシス以外のプログレやロックやポップス、
そしてクラシックなどのSACDを漁るようになります。
そして時代はPCオーディオと配信へと移り変わり・・・
11年後の今、
ユニバーサルプレヤーはBlu-rayも掛かるOPPO BDP-103DJPに、
AVアンプに代わりMYTEC DIGITAL BROOKLYN DAC+を導入。
初心に帰って、改めてこのタイトルを聴いています。
やはり驚嘆すべき音が聞こえてきますねえ。
でも、11年前より、今の方が音が凄い。
プレーヤーもDACもヘッドホンも劇的に性能向上していますし。
でも未だ、SACDの音は引き出しきっていないのでしょう。
改めて専用プレーヤーが欲しくなりますが、そこまでは届かないかな。
しかし、リッピングしたCD層を聞いた時に感じたのですが
収録レベルが高い。
SACDの再生中、BROOKLYN DAC+のレベルメーターで
最大である0dB表示が出る。
今までSACD(DSDファイル)の再生時のレベル表示が
可能なプレーヤーが無いので、確認出来ていなかった。
収録限界までギリギリ詰め込んでいますなあ。
それでいて、悪評高い海苔状態と言われるような
コンプレッサー掛けまくり、という訳では無いのですけど。
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