今日は、小説の上達法についてお話ししましょう。
はじまりはじまり〜♪
私は今、Kindle本のために先月、執筆をしていました。その作品は、去年の11月頃に着手し、2月頃、完成しました。そしてココナラを通じて、批評をしてもらいました。
その批評がけっこう厳しくて、考えされられました。
最初に知らせてもらったのが、「惜しい作品ですね」でした。作品の着眼点がよく、オリジナリティがあり、面白いものだったようです。でも、まだ作品として完成度が低かったようです。さらに、「内容が薄く感じる」とも書かれていました。
それらの批評をもとに、私はどうしたら「惜しいではない完成度」「濃い内容」の作品ができるか考えました。
それで、ある小説作法の本を読みかえしました。すると、その本の、内容を濃くするための工夫に気付きました。
ああ、こういう風に書けば、内容が濃くなるのか、と気付きました。そして、その作品で使われている工夫の構造を取り入れ、吸収し、自分の作品に取り入れました。
そして、7月1日に発売しました。2月頃では25000字だった作品が、65000字まで増えました。内容も濃くなりました。
私はこの一連の流れから、小説の上達法も同じなんじゃないかと思っています。
一番、簡単な上達方法は、自分の作品とプロの小説家さんとの作品の文章なり、構成なりを見比べて、工夫に気付き、吸収することです。その工夫の構造を真似したりして取り入れることです。
何度も何度も自分の作品とプロの小説家さんの作品を比べることで、伸びていきます。
これは盗作とは違います。たとえば漫才には、ぼけとつっこみの構造があります。その構造を取り入れ、そこから自分独自のネタを作るため、盗作ではありません。
それともう一つ大切なことは、他人と違うことをするということです。
クリエイティブな分野は、他人と同じ部分は評価されません。他人と違う着想、違う工夫ができるところだけが評価されます。
小説もそうですよね。プロの小説家さんが既に書いたものと同じものを書いても評価されません。その同じものとは違う工夫をして、まだ誰も書いていないものを作ることです。工夫が大切なんです。
私は今、小説を書いていません。でも、もし私が新人賞を目指して、小説を書くのだったら、学習に3ヶ月、研究に3ヶ月、執筆に6ヶ月をかけると思います。
学習とは、書きたい内容が決まったら、そのための資料を読みます。また、プロの小説家が同じ題材を書いていた場合、どういう風に書いているかを確認するために小説を読みます。どんどん知識を増やしていきます。三ヶ月、本を読んで書きたい内容の知識を増やすことに集中します。
学習が終ったら、次に研究をします。
研究とは、工夫のことです。学習で読んだ資料や小説は、既に世間の人たちが知っているものです。そこから開拓したものが評価されます。資料や小説では書かれていないことはないか、を考えます。するとこれが見つかるんですね。
例えば、男の主人公を女の主人公にするとか。引きこもりの主人公を団地内は移動できるとするとか。ほんの少しの工夫で作品は大きく変化します。
また、学習をしているので、これをこうするのは、まだ誰もしていない、ということがわかります。その誰もしていないものを作るという工夫をします。
工夫はすればするだけいいでしょう。工夫したところがその作品の評価されるところです。
研究をしつつ、写本もします。写本しつつ、文章や構成のプロの工夫をどんどん吸収します。すると文章力や構成力が上がっていきます。
研究を終えたら、いよいよ執筆です。執筆をしつつ、写本も続けます。
半年が経って、作品は完成します。きっと良いところまでいくと思います。
大切なことは、工夫をするということです。
これは怒る人もいるかもしれませんが、いきなり原稿用紙に向かって書いていくことは自爆することだと思うんです。
私は過去に、小説講座を受けていたとき、先生から、「さあ原稿を書きましょう」と言われて急かされて書くのですが、ことごとく「ありきたりで没」になりました。
多分ですが、いきなり書こうとすると、人間は過去に読んだ文章を思い出して書いてしまい、ありきたりなものができてしまうのでしょう。思い出すことは気持ちよくなるので、良いものだと思ってしまい、他人が書いた文章を、思いだし、特別なものだと思い込む。それが自爆になると。
だから作品を作る場合は、とにかく工夫をすることです。他人が書いたものを思い出す作業から抜け出し、自分独自の工夫をする部分をどんどん増やしていく。
会話でも何でも工夫をする。それを心がけるだけで、他の投稿者より一歩抜け出すことができるのではないか、と私は思っています。
私がわかっているのはここまでです。よかったら参考にしてみて下され〜
今日は小説の上達法についてお話ししました。
今日はここまで!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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