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2018年07月09日01:47

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ドイツとオーストリアに行ってきました #3 ひとりぼっちの王様とみっつのお城(中編) ※プレゼントクイズ有り

<二日目 後半戦>
バスはフュッセンを離れ、次なるお城を目指して山奥の街オーバーアマガウへ。

ここは中世の街並みが残る美しい街として有名なので、お城の前に休憩がてら観光。
季節柄あちこちのカフェでジェラート売ってたりして非常にオサレである

若いイケメンイケ女のカップルがオープンカフェにベスパで乗り付けて
キャッキャウフフしながらジェラートを食べる様はもはや映画の夢
それはパラダイス
ハリウッド
誰かを待ったり
恋が芽生えたり

我々もジェラートを食してみたが
たいへんおいしかった
以上

あっ
バス中から撮ったオーバーアマガウのおうちのカベ貼っておきますね(画像一枚目)
拡大すると各窓に絵が書いてあるのがお分かりかと思いますが
これはある有名な童話を描いたものです
左上から順にお話が続いていくんですが
なんのお話かわかった方にはお土産あげます←


そんなこんなで
勧められるままバナナ食ったりしてるうちに次なるお城
リンダーホーフ宮殿に到着です
ここはルードヴィヒ二世が建設を命じた三つの城の中で唯一完成を見たお城
リンダーホーフには過去の滞在でも立ち寄っておりますが
いかんせんその時は冬
自慢の噴水は凍りついており
庭園は一面雪化粧という有様
当時のバスガイドさんも
「完全に凍ってて中にも入れないけど、一応ツアーだからよっときますねー」
ぐらいの勢いだったと記憶している

十余年の時を経て
雪と氷から解き放たれたリンダーホーフとご対面である
その噴水の美しいこと!
さらに城内も見学である
かつて見られなかった魔法の食卓を実際に見ることができた
王が食事をする部屋の中心には穴があいており、その真下は厨房
階下の厨房でこしらえた食事をテーブルに乗せ、滑車の力でがらがらがらっと上にせり上げる
こうして王は人に顔を合わせずして
ひとりぼっちの静かな食卓につくことができるという画期的な引きこもりシステム

彼の晩餐が現代の我々にどう映ったかはさておき
古今東西の様式を混ぜ合わせるルードヴィヒ公のセンスには
関心せざるを得ない
部屋の装飾には敬愛するルイ十四世の意匠を縦糸に
北欧や東洋世界のモチーフを織り交ぜたり
果てはからくり仕掛けや電気ランプ・電話を取り込んだりと
しかもそれらが違和感ない調和を保っているのだから
この誂えの巧さは天才的と言っていい

自らの望む姿に作り上げたこの城でひっそりと暮らす狂王は
ここで何を思っていたのか
いや、単刀直入に
寂しいと思わなかったのだろうか


やっぱりパズル推しのお土産売り場を抜けると
観光ツアーはこれで終わりである
バスに乗り込みミュンヘンへ帰るわけだが
もらったコーヒーを飲んでいると何やら前席の様子がおかしい

よく見れば運転手さん
ビール配ってんじゃねぇか
ちょっとおぉぉ早く言ってよもおぉぉぉぉ!!
即効でコーヒーを飲み干しビールをねだる酒飲みヤパーニッシュ
その名はねこると.45
ヨメサンに「飲むんかいwww」と突っ込まれてもキニシナーイ
そして帰路で爆睡する←

出発地点に帰り、ガイドさん・運転手さんに念入りのお礼を告げてここでお別れ。

夕食をとらねばだがその前に
ホテルで晩酌用のワインを買わねばならない←
かつて貧乏学生としてこの地へ赴いた折には
ミュンヘン駅の周辺でフランケンワインを5ユーロぐらいで買い求め
喜々として飲みたおしていたわけであるが
どうも駅周辺にはそれらしい店が見当たらない
ならばと観光バスの出たショッピングセンターに突入
一階に化粧品地下一階が食料品売り場なのは日本と同じなのね
日本では敷居が高くて入れない規模のワイン売り場に強行突入し
フランケン売り場の最下段に
はたしてそれはあった
フランケンワイン、フルボトルで€4.99!
イヤッホォォォゥ!
快哉を叫んでゲットだぜ
ついでにもうちょいお安めのテーブルワインもう一本ゲットだぜ

よろしい、次は晩飯だ
出発前 ドイツのガイド本で見た
ヴィーナーシュニッツェルなるものを
ヨメサンがいっぺん是非食ってみたいと言ってたので
それを目当てに探してみると
どうやらホテルの近くにええ感じのお店がある感じ

シュニッツェルというのは南ドイツ-オーストリアにかけての郷土料理で
簡単に言うと牛カツないし豚カツなんですが
油にぶっこむいわゆるディープフライングではなく
バターないしラードで揚げ焼きする感じ
ヴィーナーシュニッツェルはウィーン風ということなんですが
じっさい名実ともにシュニッツェル界の王
西洋わさびを効かせた衣にレモンを搾って頂く感じ
本場に行くとジャムが添えてあったりする

というわけでレストランへ赴き
ヨメサンはヴィーナーシュニッツェル
ねこるとはイエーガーシュニッツェル(猟師風:キノコのクリームソースがけ)
を選択

――で、出たあぁ!

いやある程度予想はしていたが
とにかくでかいのである(画像三枚目:ヨメサン注文のヴィーナーシュニッツェル)
この画像で見ても皿からはみ出す大迫力だが
驚くべきことにこの皿
右端から左端までの距離が目測で三十センチをゆうに超えているのである
もともと量をあんまり食べられないヨメサンはシュニッツェル60%程でダウン!

ヨメサン「あんなに美味しそうだったのに……
     そして実際美味しかったのに……
     もう無理ですわ……ガクッ」

いや、むしろよくぞ食ったなと
自分の皿を平らげたねこるとが彼女の遺志を継いで食い進めるも
シュニッツェル本体は平らげたが
このシュニッツェルの下に一面付け合せのジャーマンポテトが敷き詰められているのである
ここまでくるともはや芋が本体である

ねこると「肉の塊とか生クリームとか そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
      もっと恐ろしいドイツ料理の真髄を味わったぜ… ガクッ」

結局力及ばず芋を一部残しておばちゃんにギブアップ宣言
丁寧に詫びを入れて浄財のためチップをはずみ
お腹をかかえてホテルへ退却
しかしお腹がこなれるのを待ってテーブルワインで晩酌はきっちりこなす
夫婦揃って酒飲みの鑑である←

お城巡り編が終わりそうで終わらないが
明日はミュンヘンを離れオーストリア入り

その前にねこるとの心のふるさとへ途中下車!

万感の思いを胸に、いざ

To be continued!!

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