掴み損ねた勝利、持ち越された夢

日本、ベスト16の壁超えられず…2点先行から悪夢の逆転負け、ベルギーが8強進出
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=138&from=diary&id=5182626

またしてもベスト8は絹糸の如く手のひらをすり抜けて行った。
2-0となった後、守りに入るべきだったのかどうか、正解は分からない。
しかし9秒のカウンターで点を取られた事実は、逆説的にポーランド戦の
「試合放棄」が正しかった事を示す。

世界は一瞬の遅れやマークのズレを見逃してくれない。
よく2-0は危険なスコアと言われるが、前半のソリッドな守備を続ければ
1失点ぐらいには抑えられると思った。それでもあそこでトドメを刺すため
3点目を取りに行った西野監督の決断を私は支持するし、
残り40分ある状況で守ろうと思って守れる相手でもない。

いずれにせよ夢の続きはまたもや持ち越されたが、
この悔しさもまた日本サッカーの財産となり継承されて行く。
デュエルと縦推進にゲージを全振りしていたハリルのサッカーではなく、
その良い所を取り入れた丁度良い「俺たちのサッカー」で
ガチのベルギーを苦しめた。ベスト8には届かなかったが、
日本は多くのものをこのW杯で得た。

それもやはり決勝Tに進んだからこそであり、
やはりW杯は結果が全て。
従ってこの敗戦も受け入れなければならない。
日本はまだまだ弱いのだと。
まだまだ、青いサムライなのだと。