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2018年06月27日13:04

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アイヌのオンカムイ:オンカミこの二つの言葉は、儀礼の時の作法で( 拝礼する)です。

儀式の作法やカムイに対する意識などには、多くの地域で共通してみられる決まりごと考え方がある一方で、地域ごとに、あるいは人によって異なる点もあります。(3度同じ意味で繰り返しましたことをお詫び申し上げます)
アイヌの御幣=ヌサが神道の祭祀で用いられる紙を使う御幣に変わる様に、表現方法も変わります。

*アイヌの世界観はシャーマニズムですシャーマニズムの中に当然ながら必ずシャーマンが存在しています。
アイヌのウポポ(歌)を歌い続けることで若しくは踊り続ける(コタン対抗の踊りも有ったそうです)事で無我(トランス状態)になりカムイを向かい入れることに成ります時も有りました。
(歌を歌い続けることでカムイが入ってきましたと言う、この音声の録音を聞きました)
これはいかんとしがたい事実です。

先祖供養イチャルパ(イアレ)では、埋葬されている墓から帰る時は、代表のお方が柳の葉で参列者一人一人に払う行為をしますその行為は祓い清めるに通じます。

また、ヌササン(ヌサ「山・コタン・熊・川・などの依り代「神霊が寄りつくもの」が幾つも有る場所)の多くと一緒に束ねたクマザサが有りますが、神道や山岳信仰の儀式でも使われています、また囲炉裏の四隅に塩を置く事も有りますこれらは、清めるとしてです。

私にとってアイヌの「古老」と言う言葉は、70代後半以降を差しますしエカシは行動力と知恵が有り人から慕われて統率力があると意味で解釈して使っています。
人から慕われて統率力があるでなければ、アイヌ儀式の祭司を長を出来ません。

このエカシの世界観はある意味、表現が合っているか分かりませんが「学ぶ覚えると言う経験と実戦経験」で「すべてが肯定される世界観」であります。
その究極はチャランケでありまして、物事がもめているような場合何日でもかかって話し合いで解決する様に知恵を出し双方の和解をする審判役(古神道だと審神者に当たる)に双方を知るエカシが大概なると聞きます。
審判役ですからもちろん「えこひいき」や差別など有りません、限りなく中立なのです。

これは、哲学で言う「テーゼ」命題(問題)
「アンチテーゼ」(命題に対立する考え)
「ジンテーゼ」統合(対立する意見をまとめていく)
「アウフヘーベン」止揚(対立する二つの意見をまとめてより高次元の新しい考えを提示し解決して行く)
と言う事をエカシがおこなっていたと言う事になるのです。

「アウフヘーベン」止揚(対立する二つの意見をまとめてより高次元の新しい考えを提示し解決して行く)
それでも状況が変わらなければ、「アウフヘーベン」止揚が「テーゼ」命題(問題)になります。

さらにエカシも含む場合も有りますがシャーマン =「トゥスクル」は民とコタンと「カムイ」とをつなぐ役割を果たすことから、畏怖と尊敬を集めてきました。アイヌにも複数のシャーマンの存在が確認されています。

アイヌのシャーマンとそのエネルギーを持つ人は「トゥスクル」と言われています。
ですから、トゥスクルはアイヌの巫術師または霊媒師の呼び名で有ります。
「トゥスクル」のエレルギーを持つ人はある意味で「政治的なリーダーでありまするエカシ長老」を本来はサポートする精神的なリーダーとしてアイヌ文化の「コタン」の中心として存在し続けてきているのです。【*トゥスクルとは http://xn--230ao56b.com/p096/ 】

平取で言うとアイ子お婆の名で晩年近く¹まで親しく呼ばれた「青木 愛子」さんで(本の名は)アイヌお産ばあちゃんのウパシクマ―伝承の知恵の記録で「シャーマンの役目やイムの背景も詳しく載っています」(ウパシクマ―人間のユーカラ「昔話とも」)
*稀に「イム」すると言う感情表現をします、脅かしたりビックリすると今までしていた表現や動作を真逆や投げだすと言う(周囲は滑稽な事ととらえる事が多いです、滑稽さが場を和らげるのです)行為をするのです。(私は、この「イム」と言う行為と思われる現場を見てます)
*奄美与路島だと「エカシの役目がノロさん(儀式を司る)です」ユタさんは「トゥスクル」です。
奄美と沖縄でも言われる言葉【医者半分、ユタ半分】という言葉。
沖縄の人なら、ご存知かと思います、そのくらいポピュラーな言葉です。
最近は如何だか分かりませんが、奄美だとイキナリ大きな声を出し露地を彷徨う人など(一般に精神錯乱状態)者はユタさんになる素質が有ると言われてユタになる修行を先輩のユタさんから教わると25年程前TVでユタさんの姿と共に紹介されていました。

下記は本をコピーして有ります。
少しコピーを
http://www.aritearu.com/Influence/Native/NativeWorld/Books/Upashikuma.htmlアイヌの「お産ばあちゃん」

写真は、アイヌの青木愛子さん(1914年〜1995年)の左手です。青木さんは、古代から継
されてきた産婆術だけに留まらず、診察・治療のための特殊な手、そしてウエインカラ(何で
も見える千里眼)を通してシャーマン的な役割を担ってきた方です。愛子さんのウエインカラ
は、初対面の人と対座した時だけでなく、電話の相手でもその人の過去と未来がわかる特
殊な力を持っていました。
同じく沖縄・奄美には現在でもシャーマンがいます。沖縄では「ユタ」(殆ど女性です)と呼ば
れていますが、例外なく全ての「ユタ」が出来るならユタにはなりたくなかった、と話されてい
ることは共通しています。それはユタが犠牲と奉仕に貫かれた生活を送ることを小さい頃か
ら見て知っていたからです。「ユタ」として神から召し出される人(自分の意思や世襲ではなく、
文字通り神のお告げを受け入れた人)にも、人には見えないものが見える千里眼を持つよ
うになります。
尚(¹は、パチンコでお金を使う様になりです・・・)
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