ミクシィ社長、書類送検、辞任~ジャニーズ商標侵害容疑〜

会員制交流サイト(SNS ) 「mixi 」 で知られるスマートフォン向けゲーム大手のミクシィは二十二日、森田仁基（ひろき）社長（42）が辞任したと発表した。兵庫県警が同日商標登録法違反（商標権侵害）の疑いで子会社や森田氏ら三人を書類送検しており、ミクシィは「関係者に多大な心配を掛け、社長と取締役を辞任する旨の申し出があった」と説明している。〜チケット転売サイトに誘導〜木村弘毅取締役（42）が同日付で社長に就任した。同社は二月、今月二十六日の株主総会で交代する人事を発表していたが、四日早まることになった。森田氏は、ジャニーズ事務所の商標を侵害した疑いで送検されたサイト運営の子会社「フンザ」（東京）の社長も昨年十二月から務めていたが、二十二日付で退いた。送検容疑は、ジャニーズ事務所から名称使用の許可を得ずに、所属アイドルのコンサート情報をまとめたウェブサイト「ジャニーズ通信」を運営してチケット転売の仲介サイト「チケットキャンプ」に誘導し「ジャニーズ」の商標権を侵害した疑い。ミクシィは、チケットキャンプを五月に閉鎖。近くフンザも会社精算する方針だ。（2018年６月23日（土)付「中日新聞・朝刊」）