オーディオの話。
OTOTEN(音展)6/16(土)の午後です。
最近話題になっているのが、MAQ(エムキューエー)フォーマット。
MQA (Master Quality Authenticated)
マスター品質を保証する、といったフォーマットです。
ハイレゾになって、スペックが上がるほど、ファイルサイズが増大していますが
ファイルサイズがCDの4倍、8倍に成ったからと行って、それに見合う変化は
果たしてあるのかは難しい所です。
つまり、ファイルサイズの増大が音質の満足へとまっすぐ反映しない。
MQAは、ハイレゾデータをCDの数倍程度のファイルサイズに収めてしまう。
これにより転送レートが低い配信で高音質を実現出来る。
スマホやDAPにも高音質を拡げられる。
デジタル化の際に避けて通れない、時間のゆらぎを劇的に改善する。
CDに収録し、CDとしての再生しつつ、対応システムではハイレゾとなる。
つまり、配信に使って良し、パッケージにしても良し。
進化したデジタル技術がそのようなことを可能としたらしいので、
本当にそうなのか、確かめる事にしました。
(自分の日記は、自分で調べ感じた範囲から逸脱せず、飛躍せず、かな)
◎「MQAセミナー:今明かすMQAのすべて!」
国際フォーラム7Fにて
12:35開場、12:45〜14:45開催
私が行ったときには既に50人は並んでいました。
◎右がMQAのパンフ
左がまもなく発売されるMQA-CDのカタログ。
それからMQAのシールを大小二種、貰いました。
◎前方に座れました
後に立ち見が出るほどぎっしり人が集まりました。
◎MQA生みの親が解説中
オーディオメーカー英国メリディアン社の代表だった
Bob Stuart氏、現在はMQA組織の最高責任者。
MQAの解説と最新情報。
非MQAとMQAのファイル比較再生は、WindowsPCと再生ソフトFoobar2000で行いました。
リアルタイムでMQAに変換するエンコーダーが開発されたので、
ライブ演奏の配信も可能になったそうです。
締めがイギリスからストリーミングで流れているデータと、PC内データの再生比較。
◎司会は麻倉怜士氏
国内評論家の長老格になりましたかねえ。
欧米まで駆け回って元気に仕事されてますね。
◎アンプ類
◎スピーカー
◎プレーヤーとDAC
マランツの中堅機だそうです。
DACはメリディアン製「ULTRA DAC」、いわばMQAのリファレンス機
お値段は約三百万だそうです。
中盤からは麻倉氏の解説。
まずはデータの折り込みについて、折り紙をしてみせてくれました。
世界初のMQA-CDが国内で誕生した経緯。
そしてまもなく百タイトルを出すユニバーサルを紹介し、
ユニバーサルの担当者が登場。
ずっと高音質盤によるSACD化などを手がけられてきたようです。
今回のユニバーサルMQA-CDについて。
SACD用に作られたDSDデータを元に176kHzのMQAデータに変換していたが、
倍の352kHzデータの方が音が良かったので、大半がそちらになった。
高音質CD技術のUHQCDを使用している。
パッケージに特殊な工夫がしてある、
それから、CDによる再生比較が始まりました。
使用したのはクラシックとジャズのサンプラーティスク。
やはり違うように聞こえます。
締めは、同一音源の盤による違い。
1、通常製造のCD、高音質UHQCD。
2、通常製造のMQA-CD、高音質MQA-UHQCD。
ここまではCDフォーマットでのアナログ再生となります。
3、上記2のディスクをMQAデコードして再生。
つまり、ハイレゾデータのデジタル再生になります。
結論。
「全部音が違う」
困ったものです(苦笑)
最後に挙手方式のアンケートで、従来PCMとMQAのどちらが良かったか。
ほぼ、全員がMQA側に挙手したようですよ。
購入したいか、となると大分減りましたけど。
追試として
1と2のディスクをリッピングして、PCに取り込んだ状態で
メリディアンのDACで再生して差が出るか、聴いてみたかったですね。
◎MQAブースにて
6/20発売のユニバーサルMQA-CDのサンプル群
ジェネシスの「フォックストロット」が有るなあ。
手元にSACDが有るので比較したい!
◎ハード類
一部のアンプ、DAC、スマホ、DAPが対応済み。
DAPなど、機種の値段相応に音質差は有るのでしょうけど、
どれも非MQAとMQAの差は判るのかどうか、興味深いですねえ。
◎こりゃまた小さいDAC
スタジオ機器メーカーMYTEK(マイテック)のDACです。
ここはMQAの開発初期から協力体制にあったそうです。
◎スタンプラリーの結果
なんと、MQAのファイルをゲット出来ました、やったね。
それでは、映画鑑賞のステージに移行します。
続きます。
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