二国間外交（対露、米、加、英、独

　２７日各紙。日露首脳会談、北方領土で新しい共同経済活動を行うことで合意する見通し。ただ、主権をどうするか？は未調整。

→　一番肝心な部分が未調整では意味がない。これで譲ったら、北方領土問題的には逆効果でしかないのだから。でも、それは先方にとっても同じこと。なので、これだけではほとんど意味がない合意になりそう。



　２８日毎日。日露首脳会談。共同記者会見で、共同経済活動について発表。北方領土へ民間調査団を派遣することなど。

→　問題の主権については、今回も棚上げのまま。意味がない。





　７日各紙夕刊。日米外相が会談。完全非核化するまで対北制裁を続けること、米朝会談後、速やかに日米外相会談を開き協議することで合意したという。

→　「完全」非核化、とはどの程度のことか。日米両国で思惑が異なりそう。非核化の合意で良いのか？非核化の完了まで必要なのか？も曖昧。





　８日朝の各紙web。日米首脳会談後の共同記者会見。トランプは米朝首脳会談で拉致問題を議論すると約束。北朝鮮が非核化で満足のいく回答を示さなければ交渉を打ち切る考えも示した。朝鮮戦争の終戦を宣言する可能性もみとめた。会談が成功した場合には、金正恩氏を米国に招待する考えも示した。

　安倍首相は日朝首脳会談の実現に意欲を示した。

→　記事にはないけど、ＴＶで会見を見た人のブログによると、トランプは日本の自動車メーカーがもっと米国に工場を作ることなど経済面を日本に求めたとか。彼らしい。そんなこと言うなら、米国の農家はもっと日本で農業すれば？

　あと、拉致問題を議論するにしたって、正恩が「解決済」と言ったら、それ以上突っ込む材料をトランプは持ってない。形式的に話に出すだけで終わりそう。意味薄い。





　９日毎日夕刊。日・加首相が会談。多角的貿易の維持で一致。

→　トランプ包囲網作りに安倍ちゃんが参加。





　９日夜の読売web。安倍首相は英独首相と個別に会談。北朝鮮のCVIDに向け連携することで一致した。英メイ首相とは自由貿易が望ましいことでも一致し、年内の訪英を要請された。

→　表に出てくるのは無難な、当然な内容だけ。本当はトランプ対策についても話し合われたと思う。