音楽再生の話。
現在の音楽はステレオが基本で、L(左)、R(右)と分かれます。
イヤホンやヘッドホンの端子もそうなっていて、
三極端子とも言われています。
これはLとRとG(アース)、三つの極が有るからですね。
ところが、最近の携帯プレーヤーではバランス端子という
四極端子が増えてきました。
これは、L+、Lー、R+、Rー、となっています。
電気的、物理接続的に左右を完全に分離する事で、
音の再現力を上げようという試みで、
左右の広がりや細かい音の違いがよく分かるようになったりします。
バランスブームが始まった頃は、各社の携帯プレーヤーが
独自のコネクタを導入していましたが、
現在ではおおよそ集約されと思われます。
従来の6.3mm標準プラグ、3.5mmミニプラグ、
バランスブームで登場した、2.5mmミニプラグ、
そして最新の4.4mm五極プラグです。
小さいと壊れやすいし接触が悪くなるかも、
だが、大きいとかさばる。
その点、一回り大きく余裕が有る4.4mmが、これからの
携帯プレーヤーのスタンダードになるかもしれません。
さて、家に有る携帯DAC、oppo製HA-2は
今となっては珍しい3.5mm四極端子仕様です。
実質はバランス駆動ですが、グラウンド分離、
と言われる方式でもあります。
2.5mmバランスケーブルと互換は有りません。
大抵のイヤホンやヘッドホンに使われている、
2.5mmバランスケーブルを繋ぐには変換が必要です。
oppoが純正変換ケーブルを出していたのを最近になって
やっと知って確保しました。そろそろ在庫切れかも。
◎購入
シンプルに袋詰め。
◎四極と三極の違い
上から、3.5mm四極、3.5mm三極、2.5mm四極、
◎四極でも信号の並びが違います。
プラグ先端→プラグ根本まで、
3.5mm四極:L+、R+、Lー、Rー。
2.5mm四極:R−、R+、L+、Lー。
全然違います。
3.5mm四極は、通常の3.5mm三極プラグを差せる為に、
根本側にLーとRーを配置したのでしょう。
一方、2.5mm四極は、
そもそも2.5mm三極が普及していなかったので、
互換を考える必要無かったんじゃないかな?。
◎接続しました。
変換ケーブルは、柔らかく曲がり易く邪魔になりません。
この後、PCに繋いで鳴らしましたが、良い音出てます。
ヘッドホンもバランス駆動したいのですが、
我が家のヘッドホンは、左右別々に線を引き出すタイプじゃないので、改造しないといけないんですよねえ。
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