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2018年06月09日23:33

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ANGEL_MILK_STORY【第十部】Vol-5

<u><strong>(※この作品は、フィクションです。
実在の人物・団体・事件などには、
いっさい関係がありません※)</strong>
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<u><strong>(※無断掲載・複製・引用禁止※) </strong></u>

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<u><strong>【イラスト→西野瀬秋子(にしのせあきこ)・滝沢怪鬼(たきざわかいき)・滝沢あ亜子(たきざわあぁこ)・塚本尚矢(つかもとなおや)】</strong></u>

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――…それから数日後…――

―…M市内から、23区離れた場所…―

―…時は、21時をまわっていた…―
―…その周辺は、過疎化が進み、なんでも、内密に行動しやすい場所であった…―
―…ネット回線も、全く使われておらず、既に廃地とされ、現在においては<必要とされていない地域>である…―

そう・・・

――…<無人の場所>…――

―…廃ビルも、数十と並んではいるが、撤去作業もされず、この地域では、<経済がまわらなくなる>と言う都市伝説が謳われている不吉な土地だともされ、何時しか、誰もその地域を買いとろうとしなくなり、近寄ろうとさえされなくなってしまっていた…―

―…だが、それが、<季=毒=冬=ミサ>にとっては、逆に好都合であり、安住の地として、勝手に別荘がわりに、廃家の2・3家を自分専用に改造して寝泊りしていた…―

 <西野瀬秋子>は、<ある集団たち>とともに、冬=ミサが、定期的に、その場所に訪れ、くつろぎに行くと言う情報を、以前から調査していた。
 そして、今、冬=ミサが、その場所に向かっている行動を、彼らと共に尾行していた。
 
―…月明かりに照らされた、満月の時だという事も、狙っていた…―
―…秋子は、最初から、戦闘着を着用したまま動いていた…―

―…冬=ミサが、自身の安息地に向かっているのを、秋子は、距離をとりながら尾行し、改造スマフォで、集団と連絡のタイピングをしていた…―

秋子『どう?冬=ミサの動きは?』
集団『データ通りだ!冬=ミサは、今一人だ。
それにセッティングも完了している。』

 秋子は、「よし…」と声を漏らすと、改造スマフォを使用不能にして投げ捨てた。そして、モード<ロリータ=ジャグラー>を使いながら、ジャグリングの上に乗って、パラシュートのように宙を舞い、廃ビルの一つから、<ふわり>と舞い降りていった。

 そして、ある程度の距離を保ちながらも、冬=ミサの背後から、思いっきり叫んだ!
秋子「おい!季=毒=冬=ミサ!!
ひさしぶりだな!?西野瀬秋子だ!!」

 冬=ミサは、<ぴくっ>と、その声に反応して立ち止まり、「はぁ?」と、少しムカついた表情で、後ろを振り向いた。そして、見覚えのある西野瀬秋子の姿を<じっ>と見て、「あら?本当?」と、軽く呟いた。

 秋子と冬=ミサは、互いに月明かりに照らされながら対面した。
 冬=ミサは、右手を腰につけ、余裕まんまんの表情で秋子に言った。
冬=ミサ「で?あんたは、何しに来たの?うっふん♪」
 秋子は、ジャグリングをクルクル回転させながら、険しくも不敵な笑みを浮かばせながら、答えた。
秋子「あんたを倒しに来たんだよ♪」
 それまた、あざ笑い、秋子を見下すような表情で、冬=ミサはそれに答えた。
冬=ミサ「アタシを倒しに?殺しにじゃなくて?うっふん♪」

 ―――――その時!!―――――

―…突然!西野瀬秋子の背後から、オーロラ・ビジョンのような三つの巨大スクリーンが照らし出され、「そういう事だ!」と、大きな声たちが響いた!その三つの巨大スクリーンに一人ずつ映っている三者の面々に、冬=ミサは、驚愕した!!…―

冬=ミサ「お…お前らは…
『FIRE★MAN(ファイヤー★マン)』滝沢怪鬼(たきざわかいき)!!
滝沢あ亜子(たきざわあぁこ)!!
『ブギー*マン』塚本尚矢(つかもとなおや)!!」

塚本尚矢「懐かしい呼び名だな?おい?
今は、『ブギー*マン』って名乗ってないぜ♪へへ…」

 ―――――そう・・・―――――

 ボリューム感あるホスト風の黒髪ヘアーに、黒いスーツを身に纏い、左耳に☆マーク付きの黄色い円形で、周りに赤いギザギザのエッジのついたピアスをつけた、コワモテ風の男が「滝沢怪鬼」。

 真ん中分けのショートカットの茶髪に、両腕の部分が切り取られたような黄色いダウンジャケット風の服を着て、大きな瞳ではあるが、どこか愛嬌のある女が、滝沢怪鬼の妹「滝沢あ亜子」。

 そして、額に大きな六芒星マークが付いている茶色いニット帽をかぶり、ボロっぽい黒い長袖シャツを着て、アクがある顔立ちはしてはいるが、おっさん風の無精髭と長髪をしている男が「塚本尚矢」。

――…三人とも、首に『EMR』と、ロゴ表記された黄色い楕円形のアクセサリーがぶら下がっているネックレスをしている…―――

 冬=ミサは、らしくもなく慌てふためきはじめた。

――この三人――  そして、彼らが作った音楽団体組織【EMR】が、
本当は、どんな集団なのか?分かっているからだ…―

怪鬼「この俺たちが、実は、世界的な戦闘組織【EMR】こと、
【ELECTRIC_MAGICAL_RUNNERS(エレクトリック=マジカル=ランナーズ)】でもあるって事は、冬=ミサ!お前なら知っているハズだよな!?
 下手な動きをすると、俺らも加勢するぞ?
 お前らの組織に、連絡するとかすんなよ!」

あ亜子「つまりは、『チーム<AKAZAWA(アカザワ)>』の<突撃部隊の惨劇>などでの、あなたの超暴力からの快楽による餌食になった犠牲者たちへの報いは、あなたを殺して終わりだけでは、決してもの足りる事ではない」

尚矢「生きながらにして、屈辱を、いっぱい味わせてやろうと思ってな…」

秋子「それで、私と、一対一で戦いながら、倒され続ける事の罰ゲームをする事に決めた訳よ。何度でもね…」

―…冬=ミサにとって、【EMR】の存在は、確かに脅威ではあるが、
秋子ただ一人では、倒せる自信がいくらでもある… ―

―…なのに、秋子の妙な自信に対して、うろたえと同時に、ムカつきを覚えはじめていた…―

―…秋子は、行動に移す前の恋人→滝沢怪鬼とのやりとりを思い出していた…―

――――――――――
――――――――――

怪鬼「本当に一対一で、あの季=毒=冬=ミサを、
倒し続けれる自信があるんだな?」

秋子「大丈夫!みんなが動きはじめているように、
私も、単独で無間地獄のようなトレーニングをしてきた!
そして、何よりも、あいつのために、あらゆる苦しみ・痛み・悲しみのどん底の恐怖に突き落とされた、血と汗と涙と肉と骨と魂とらに関わってきた!
心配しないで、怪鬼!!私は勝ち続ける!!!」

―――…秋子は、そう言うと、怪鬼の唇に、優しく自分の唇を重ねあわせた…――

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<u><strong>ANGEL_MILK_STORY
【第一部】から【第十部】Vol_4<改正版>
まで☆
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竹原直己VSファイ【φ】スパーリング戦
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<u><strong>☆『ANGEL MILK STORY』
コンテンツ集Vol-2</strong>
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コンテンツ集Vol-3</strong>
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コンテンツ集Vol-4</strong>
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<strong>(※作者より一言※)
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みんなが笑顔になりますように・・・</strong>


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