mixiユーザー(id:2606290)

2018年06月06日09:25

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決して、安倍政権は米国の犬と言うわけではない。譲歩を迫られながらも、絶対に譲れない所は守って対応している

“絆”アピールも通商では隔たり トランプ氏「シンゾーの顔つぶすことはしないが…」
https://www.sankei.com/politics/news/180420/plt1804200006-n1.html

【譲ってはいけない所は最後までお断りすることができるのは安倍政権ならでは】

安倍総理とトランプ大統領は本当にウマが合うようで、安全保障分野ではお互いに密接に連携した対応ができ、お互いに強い信頼関係があるのは間違いない。
しかし、「友人なら、お得意先なら、何でもヘコヘコ言う通りにするのか」と言うと、そういうわけではない。

トランプ大統領が対日貿易赤字に頭を悩ませているのは、忘れている方も多いと思います。
彼はヒラリー・クリントンと選挙で戦っていた時や、その前の泡沫候補だった頃から、日本との貿易が赤字であることに対しては強気な発言を続けていた。
彼は実際に大統領になったわけだけど、彼も有権者と約束した公約を反故にするわけにはいかない。
だから、対日貿易赤字に対しては真摯に挑んでくる。

トランプ大統領「シンゾーの顔を潰すようなことはしない。シンゾーの立場を守った上で対応する。しかし、600億ドル(の、対日貿易赤字)は何とかならないのか」
安倍総理「TPPこそが日米にとって最善の方法。それに、農業分野の開放は日本もこれ以上は応じられない」
トランプ大統領「俺は二国間交渉が好きなんだ!」
安倍総理「では、新たな協議の枠組みを用意しないか?」

【安倍総理の対応は、まさに日本流の営業】

これは、日本のビジネスでは最善の対応です。
出来ないことは出来ないとハッキリ言うけど、「それは無理でも、こういう方法なら出来ますよ」と代案を用意して選んでもらう。
これは営業トークの基本です。

相手の立場に立ち、どうやれば少しでも相手に納得してもらえるか。
自分達の利益を確保しつつ、顧客に納得してもらえるか。
「俺はこうしてほしいんだよ!」だけをゴリ押して、とにかく少しでも相手に折れさせるのが外交の基本だと言う人は少なくないし、そういう面もあるけど、お得意先や同盟先の心情を無駄に損ねても、良いことなんか一つもない。

「私はあなたの味方ですよ、あなたの事を考えて提案しますよ。出来る事は協力しますよ」と言う姿勢を見せることで、「この人は話を聞いてくれる」「言いたいことを理解してくれてる」と安心感を与えることができます。

血の通った対応をすることで相手に安心感を与え、その上で農業間の最重要項目を譲歩するようなことはしない。
そういう対応が出来るのは、安倍政権ならではだと思います。
まかり間違っても、立憲民主党を始めとした旧民進党の連中には100%不可能でしょう。


【取引で、お互いが100%の言い分を通せると言う事はあり得ない】

例えば、Aさんが売り主、Bさんが買い主で、Aさんはとある商品を販売してるとします。

Aさんにとっては、この商品を出来るだけ高く買ってもらう方が良いに決まっている。
しかし、例えば通常1万円で買える品物を10万円とか100万円で買ってくれなんてのは土台不可能な話。
Bさんにとっては、この商品をタダで譲ってもらえるのが一番良いに決まっている。
しかし、それで商売している以上、タダでくれなんてのは不可能。
つまり、お互いの言い分をうまく擦り合わせながら、落としどころを探る必要があるわけです。

これは営業でも外交でも同じでしょう。
その背景に、自分の言い分を通すための根拠として『力』があるわけです。
日本は軍事力と言う背景が無く、安全保障を米国に肩代わりしてもらっていると言う点で非常に大きなハンデを背負っている。
それでも他の面で渡り合い、米国と渡り合う外交が出来るのは、安倍政権の大きな成果であると私は考えます。
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