お祭りに行ってきた
土曜日は仕事であった。
しかも5時起き、支度して風呂入って自転車で1時間ぎーこぎーこの到着からの仕事スタート。
ついた時点で仕事をやる気など失せてしまっている。
しかし、今日は運動会。
とにかく手伝いでラインを引いて引いて引きまくった。
灼熱となった後半戦は地獄のようななかで線を引く。線引きのプロとなってひきまくる。
片づけの時は万国旗をまたしても引きまくる。なんでやねん。
そんな砂埃ごりごりの状態で自転車1時間ひーひーで自宅に帰ってシャワーをあびる。
そしてまた1時間以上自転車をぎーこぎーこして元地元のお祭りに出かけて行った。
墨田区の長浦神社というところに行く。
ここは高校卒業まで生活した下町。当時は「三バカ」として地元に名をはせた俺だが、再び舞い戻ったのだ。
毎年来ているのだが、だんだん町の様子が変わってしまうのがとても悔しく、さみしい。
無理な話だが、ずーっと昔のままであってほしい。
小さなころに作った秘密基地や屋上に上ったアパートなどどんどん姿を消してしまう。
うらしま太郎状態である。
うらしま太郎も、もしかしたら世をはかなんで自ら玉手箱を開けたのかもしれない。
そんな長浦神社に、これまた中学生のころからの友人である、永沢君(仮名)と歩いて出かける。
長浦神社はたくさんの子どもたちでいっぱいだった。こういうのが子どもにとってうれしい。
水あめやら、フランクフルトやら、かたぬきなどもある。
俺らの子どものときは「生き物くじ」というのがあり、ウサギとかオウムとか当たったもんだ。
そこではずれ賞であった「ウズラ」がちゃんと育てると大きくなって可愛かったのを思い出した。
亀すくいっていうのもあって、亀の背中に千円札を括り付けているアタリ亀もいて、それをとるためにもっと使ってしまう大人の悪い罠に引っかかったこともあった。あのころには夢があったなぁ〜
そんでもって白髭神社に向かう。
そうすると聞こえてくるのはおはやしの音ではない。
神聖な舞台の上でヒップホップを踊っている。
あほ〜!!
どう考えても、神様など信仰していない、奉納などしらんけんねという若者どもが踊っている。
舞台でバックステップワンツーワンツー。あほかー!!
周りにいるのが、そういうろくでもないのが大人になった親たち。そこらじゅうにごみを捨てていく。
白髭神社ももう終わりだな。
友人の永沢君は来年はもう行かないといっている。
神事ということばを知らない白髭神社の神主たち。
ヒップホップの爆音の中、参拝者がお賽銭したり、祈祷をうけている。
神主もラップで祝詞してるんだろうか。
かみさまヨー!おねがいだヨー!家内安全でヨー!いこぜヨー!
といった感じだろうか。
右ほほをおもいっきりひっぱたいてやりたい。ばかやろー!!
ヒップホップとかは渋谷とか原宿とかそういう舞台でやってらっしゃい。
なにも神事を行う舞台で、一年に一回きりのお囃子とかやる神聖なところでやる事じゃないでしょう!
ぷんぷん怒る永沢君をうまくかわしつつ、バーミヤンでおちゃをしてラーメンを食べた。
次の日はお昼過ぎから、また自転車ギッタンバッタン1時間漕いで墨田区めぐり。
そんでもってお祭り。
白髭にはいかん!長浦だ!
なぜか永沢がモズクを買ってきて無理やり俺に食わせた。境内でモズク。
長浦神社でも発表会をしていた。しかし、太鼓の発表。
これでいいんだよ。めいぶつおじーちゃんが厳しい目つきで鐘をチンチンたたいている。頼みますよおじーちゃん。このまま清く正しいお祭りにしてください。つづく。
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