ベネズエラの首都カラカスの地下鉄が、切符の用紙不足で乗車が無料になりつつあるようです。
こういうニュースを見ると、アメリカやアジア地域で使われている切符代わりの硬貨「トークン」は、いいアイディアだったのだと思いますね。何しろ硬貨ですから、繰り返し使い回せます(笑
しかし、自分は海外の鉄道に興味があり色々話題をあさっていますが、紙が入手できなくて運賃が徴収できないという事態は初めて聞きました。どんな途上国や、更には戦争中の国でも、切符が発行できないから無料にするなんて話は見た覚えがありません。
こうなると、問題はベネズエラ独自のものだと見なすしかないでしょう。ベネズエラでは収入の柱である原油の価格が低迷して以来、物価と経済が極端に混乱しており、アイスを見たことのない子供が増加しているという指摘さえあります。理由はやはり切符と同じで、外貨不足で原料が輸入できないせいだそうです。
https://venezuelainjapanese.com/2016/03/01/dystopia/
こんな環境の中では、電車賃がただになったとしても現地の人には全然嬉しい出来事ではないでしょうね…
ベネズエラ首都の地下鉄乗車が無料に、物資不足で切符作れず
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=52&from=diary&id=5136680
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