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2018年06月02日01:14

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きつい体力仕事な上にサービス業でもあるのだから

■「睡眠不足は乗務禁止」始まる…バスの現場からは「意味あるのか」「インターバルほしい」
(弁護士ドットコム - 06月01日 11:02)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=149&from=diary&id=5136287

これは、現場に対しての具体的な働き方改革といって良いと思う。

元々バスの運転をした事があるから、このような政策は大賛成だ。
しかし、現場というものはそう簡単には変われない。

1日から施行といっても、おそらく実感が湧かないという乗務員は多いはずだ。

しかし、人手が足りないからといって、寝る暇も惜しんで働き続ける業界であると考えられる為、過労だけでもきちんと管理できていないだろうから、結局、疲労から油断して事故に近づいてしまう。

きつい現場仕事の方は、なかなか働き方改革の恩恵を受けていない場合が多いと思う。

これは、私がオフィスワークであり、またかつて現場の乗務員経験もあるからこそ、その差や改革の不公平感を感じるのである。

この話を聞いた時は、朗報と感じた。 
今となっては、第三者から見ているからであるが、乗務員のシフトを組むのが尚のこと大変になるのは、安易に予想がつく。

しかし、これは、働く人たちを守る権利でもあり、そういう意識をもっと持って欲しいと言える。

大型バスや大型トラックの運転は、オフィスワークの人から見れば、本当に肉体労働であり、バスの場合は人の命を預かって、かつ、外の交通環境にも両方に気を配らなければならない。

公共交通であり、また、人からありがとう、といわれる事もあるこの職業は、とても、人のためになっているとも考えられるので、自分としてはまたいつかやってみたいと思うが、給与の面でも厳しいし(これは数日前に書いた日記の維持費に関わるので仕方がない面もあるが)、
何よりシフト勤務って言うのがとてもつらい。

オフィスワークな会社員ならば、毎日、同じ時刻に出社、残業も少なくなってきたので、早めに帰宅。というリズムが安定した生活を送れる。

ところが、大手の路線バスの会社って相変わらずシフト勤務なんだよね。
都市部のバス会社のダイヤって、始発も早いし、深夜遅くまで、本当に一日が長い。

コレに対して、シフトを組むのは人員の使用効率を良くする為だと思われるが、昔みたいな体育会系の人ばかりではないので、特にオフィスワークからこの仕事に慣れるのに、シフト勤務は体に相当な負担がかかる。

こういうしごとをしていて、シフト勤務に慣れている人だって、できるだけ固定時間の出社が可能であれば、そう願うに決まっている。

例えば人が集まる状況であれば、ある人は、今月はずっと早番、この人はずっと遅番、次の月はそのまか逆にするか相談など、
ある一定期間は、早目か遅めに固定した、 "シフト勤務 (相談可)" などもっと緩い言葉が募集要項に載っていると少し安心する。

私も、乗務員だった頃は、後半はもう朝つらいと相談して、おそ番だけにしてもらった。
他の人も、何かしらの理由で、朝ばかり、という人もいたり。。
昼はバスの稼働率が低いから、誰かやってもいいが、パートみたいな時間職員や、朝晩の人が少し残業するとか、全ては人手が足りていれば、そういった安定したシフトを乗務員に与えられるはず。

バスは、ダイヤがあるので、数時間の出勤時間のずれは仕方ないにしても、人が足りなすぎて、
深い残業や休日出勤、慢性的な睡眠不足、
それでは、人が集まらないに決まっている。

現役乗務員の睡眠時間の統計も出ていたが、五時間寝れれば良い方というのが
センターラインだ。
これでは、私生活もまともに過ごせるはずが無い。

それに見合った給料でも無いし、睡眠時間の項目だけでなく、業務間インターバル(業務終了から次の業務開始まで)の管理義務、もっともっと厳しく管理して、ここで働く人の環境を少しずつでも改善していって欲しいと願う。

大手路線バス会社の他に、企業輸送など、ほぼ決まった時間だけ運行をしている会社の場合は、シフト勤務では無い人もいる。(実際には、色々あって数時間の早出とかはあるようだが) そういうところは、働きやすいが、給料はもっと安くなってしまう。

シフト勤務の文化が少し古いと感じるのだ。

他の職業でも交代勤務はあるだろうが、バスの場合は体力気力ともに非常に磨り減るし、安全に対してはもっとも気をつけなければならない仕事なので、シフト勤務が当たり前と慣れている人にとってはどうってこと無いかもしれないが、
平坦で安定した勤務時間を約束されればやっても良いという火とは出てくると思う。

一日、4時台〜25時台の間のシフト勤務、という事だけ書かれると、一度やっているだけに非常に抵抗を感じるのである。

シフト勤務の生活になると、翌日の事を考え、前日から気を遣う生活になり、心にも余裕がなくなる。それがずっと続くというのは、それだけでもストレスに感じる人は少なくないと思う。

シフトの組み方だって、もっと工夫すれば、皆が苦しむ事は無いシフトも組めるはず。

ドライバー職も高齢化が進み、体力も落ちて、急病やミスが絶えないのは、乗務員だけのせいではない。

それに見合った、改革的な新しい考え方を会社は導入し、理解しなければならない。
昔は昔、今は今の考え方があるはずだ。
一日も早く、そういった考え方に対して、理解を深めていき、事故の無い運行をしていただきたい。


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