■マドンナ・清役は「昼ドラみたいにドロドロ」、ざっくばらんに胸中を告白! 古畑星夏(伊藤清)【「半分、青い。」インタビュー】
(エンタメOVO - 05月30日 08:41)
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それはかつての恋愛ドラマ全盛期のことで、当時ですら、リアルから浮きまくっていた。そして平成の最晩年のいま、いくら1990年のドラマ設定でも、一晩寝ないで考えたセリフ、意味ありげでなさげなセリフ、ボケなのかマジメなのか、わからんセリフのオンパーレドで、これでコメディのつもりなのか、でも押すなよ!押すなよ!のコントに迫れない。
さらに群像劇は苦手だという自覚があるのか、地味な脇役、今日だとベテランアシスタントの2人にまでそういった意味ありげなセリフをいわせていて、いや、ここは笑うとこでしょ?という不自然が残る。
タケルくん、必死にヒロインの相手役の大学生を演じているのだが、オーラは大学生役には無理があるし、ヒロインが恋しているらしき相手、高橋一生の2番手くんも30過ぎているので、いくらゆるふわで若ぶっても、額のハゲ上がり具合とテカリ具合はやはり30男なのだ。
恋愛ドラマの女王の朝ドラ、ということでメディアは大絶賛のようだが、私は失敗作で、これからも好転しないだろうと見る。ひとつは半年という長期にわたるドラマにしては太いストーリーといくつもの枝葉が必要なのだが、その枝葉ばかりに目がいって、幹が細いこと。つまりマラソンではなく、100mダッシュの連続で、作品としての豊穣さに欠けること。つぎにコメディあるいはホームドラマとしての見せ場が弱いこと、どこかで見てきたような70年代のドタバタホームドラマをまたやっている感が強く、そこにいまの視点がないこと。
これから昼ドラのようにドロドロになる?いや、やってみてよ、朝の昼ドラ!
しかし、初回の期待感がいつしか羊頭狗肉臭がぷんぷんだから!と思いながら、今朝も見ている、この朝ドラの評判の良さと真逆なのか、大河ドラマ『西郷どん』で、評判も視聴率もイマイチのようだが、ドラマとしての醍醐味ははるかに上だ。『龍馬伝』を大河ドラマのベストだと思う私にとっては、久々の力作であり、傑作だ。ってことでこっちも毎週欠かさず見ている。
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