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2018年05月23日02:03

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形勢逆転に成功した、この会見を見て考えたこと

それにしても今日の、日大アメフト部員の会見はすごいですね〜。
世間の好感度すら獲得していて、人生の形勢逆転に大成功している。
ここまで劇的な会見なんて、めったに見られるものじゃないです。

この手の会見は、バカすぎても、小賢しくてもダメなんですが、この人の場合、その辺のバランスも絶妙で、真面目で実直でありながらも、自分の頭でしっかり物事を考えているような印象を受けました。テレビの場合、顔の印象も重要ですが、こちらも、イケメンすぎず、ブサイクすぎずで、ちょうどいい感じ。(^^)v

発言内容も、監督や日大関係者に対する評価・反感・批判などは、ほとんど表に出さないで、その部分は視聴者に全部ゆだねるという、実に賢明なスタンスでした。この辺は、担当弁護士が優秀なんだと思います。顔出しについても、弁護士と協議の上で「顔を出さないと謝罪にならない」という判断になったようです。

そういえば、紀藤弁護士が、以前「自分の考えていることを全部言ってはいけない」と言っていたことがあります。重要なのは、意見を言うことじゃなくて、自分が好ましいと思う方向に相手(裁判官など)を誘導することだからです。

弁護士というのは戦略的発言について、ものすごく敏感な職種なんだと思いますが、この戦略的発言というのは、さじ加減を間違えると、世間の反感を買っちゃうことが多々あるので、難しいところです。

会見では、監督や日大に対する批判を控える一方で、「QBをつぶせ」という言葉の解釈(刑事民事責任に関わる部分)については、そこに至る経緯や前後の発言などを示して、誤解の余地がないことを論証していました。今回の会見を見ていると、こういうところのバランス感を含めて、絶妙な配慮がなされていたように感じます。

この部員の場合も、この先、民事や刑事で、検察や日大関係者と争う可能性があるわけですが、それ以上に、この先に長い人生もあるわけです。この弁護士はそうしたことを全部考慮したうえで、対応を考えているのでしょうね。

それはそれとして……。
ボクがドラマ作家だったら、これとは逆のシナリオを考えちゃうでしょうね。
加害者選手の将来を守るためには、世間の批判を自分に集中させることが必要だと考えて、わざとピンクネクタイで「カンサイ学院」などと、悪役キャラを演じている……、本当は人格者の日大監督の真実とか。(笑)

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日大選手、コーチから「できなかったじゃ済まない」
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=8&from=diary&id=5121595

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