大西洋からの高気圧の影響のようで前日に続きこの日もいい天気です。
朝食は映画けいおんにも登場したあの喫茶店へ...
と思ったら9時にならないと開店しないとのこと。
件のポスターもありました。日本のファンが寄贈したものらしいです。
外観だけ見て入店は断念し、朝食は付近のCOSTAで食べました。
さてこの日の本題。日本から事前にネットで予約していたSL列車に乗ります。
(↑これは夕方の折り返しに乗った時に撮影)
London VictoriaからBristolへ向かうSL列車に乗り、途中のSalisburyで下車。
ここで機関車へ給水が行われていました。消防車を使うんですね。
しかしホースの渡し方...w
列車を見送ったらSalisburyの公園や街を歩きます。
こちらは平日の午前中という事で我々のような観光客はまばらですが、
犬の散歩をしている人などが見かけられのどかです。
この町にある大聖堂は英国で最も高い尖塔を持つとのこと。
天気の良さもあいまって非常に美しい光景です。
開放的な中庭と薄暗く荘厳な内部。
どこかで見たような蝋燭。
アムネスティ・インターナショナルの「良心の囚人」のシンボルですね。
この大聖堂に来てから知って驚いたのが、『マグナ・カルタ』の原本が展示されているということ。
最初聞いたときは「マグナカルタってなんだっけ...?世界史で習ったけど...」ぐらいの認識だったんですが資料を見て何とか思い出しました。
13世紀のイングランドで制定された王の権限を制限する憲章で、歴史的に極めて重要な文書でした。
原本は撮影禁止だったので目でその重みを噛み締めてきました。読めなかったけど。
また、この展示室前の廊下には憲章ができる発端となったジョン王の悪政(や一部単なる悪口と思えるものまで)が英国お得意の皮肉を交えてこれでもかと解説されています。
失地王とも呼ばれる彼が後世の国民からどういう扱いを受けているか、少しだけ触れられたような気がします。
次は市街地からバスで30分ぐらいのところにある空軍博物館に行きます。
ここは1940年代にはスピットファイアを多数製造した工場があったところで、現在も空軍基地の一角となっています。
↑受付を過ぎると小さな部屋があり模型や空軍基地の歴史が展示されています。
ストーンヘンジと単葉機という印象的な写真。
実はSalisburyからバスでストーンヘンジに行くこともできたのですが、石を見るか飛行機を見るかの選択で後者を選んだ次第。
多くは機首を残したカットモデルですが、ハリアーなど全体で保管されているものや、
コックピットに座れるものもあり楽しいです。
こちらはコメット。
機種だけではありますが、世界初のジェット旅客機という極めて貴重な機体らしく
同行者が大はしゃぎしていました。
内部の見学もでき、スタッフに声を掛けて機内へ入れてもらいます。
配線むき出しの内装を見て驚いたり、スイッチだらけのコックピットや広々とした
座席(我々が利用した飛行機のより広い!)に座ったりできました。
この町を満喫したところで、朝に乗ったSLでVictriaへ帰ります。
車窓。
ロンドンに着くころにはもうすっかり暗くなっていました。
余談
Salisburyに模型屋がありました。
しかし残念ながら時間外だったのでショーウィンドーだけ見てスルー。
今日はこういうの多いな。
意外なことに英国でもドイツ戦車が人気のようです。
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