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2018年05月19日19:41

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ボランティアの旅 2018.05.19

都内では夏を感じますが、雨のせいか南相馬の朝晩は肌寒さを感じ、上着がないと暖房が必要なほど。
心理的な距離は極近く感じていますが、気候の違いからは物理的な距離は遠いことを思わされます。

農を学ぶようになり以前にも増して農地に目が向くようになりましたが、所謂耕作放棄地が目立つ一方で、空を写す水と小さい緑を湛えた風景が昨年よりも目に見えて増えてきました。
帰還して震災前から続けていた農業を再開されたのかなと背景を巡らせます。

今日の作業は個人宅が以前あったと思われる敷地の整備。
一面の草刈りと竹の伐採です。
竹は何度か手入れがされているのか、若いものが大半でした。
それでも数は多く、1人で100本近くは切り倒した気がします。

草と竹は切り終えたので風景を変えることができましたが、切った後の処分が全て終わらずにタイムアップ。
次なるチームに託します。
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今回の依頼主さんは高齢のため自分では敷地の整備ができずに公的機関に頼んだところ断られたため、僕らが通っている私設ボランティアセンターに文字通り泣く泣く相談を寄せられたそうです。
帰還された住民の大半が高齢者ということで、同様の依頼が今後も継続的に発生することは自明。

公的機関の援助がなければ、私設機関で受け入れるしか他ないでしょう。
その私設ボランティアセンターも道具や設備はあるものの、それを扱う人が集まらなくなっています。

時間が記憶を薄めるのは人に備わったまやかしの防衛本能なのかもしれませんが、現地へ足を運び現実を目の当たりにすることがまやかしを打ち消し、当事者意識なるものも浮かんできます。

そんな心理的距離の近い街にまた。
今年5回目の南相馬小高でのお手伝い。

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いつも参加しているチームのページです。
来週は浪江行きの便が企画されていて僕も参加予定です。
席に若干の空きがあるので行きませんか?

https://m.facebook.com/v.t.engine/

人生にいくつかステージがあり、自分や近しい人のために時間を費やさなければならないときもあるでしょうが、そうでなければ例え知らない人でも困っている人のために自分の資産を使うのはどうでしょうか?
人生の最終ステージになると、それもできなくなると気付かされます。
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