私の予測はスイスだったが、北朝鮮の専用機の航続距離が短い？

■史上初の米朝首脳会談、シンガポールで６月１２日開催へ
(朝日新聞デジタル - 05月11日 00:21)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5105720
という理由で、シンガポールらしいのだが、どんな旧式の専用機を使っているのだろうか？（笑）

さてここに来て朝鮮半島の非核化と平和統一のムードが高まっているし、先日の日中韓サミットでも、日本だけがそのムードから置いてきぼり、仲間はずれ感がハンパなかった。そしてアメリカのトランプはどうやら国内の中間選挙目当てに安易に北朝鮮との妥協をし、ノーベル平和賞でも狙っているのか？と思えるほどだが、これでは、このままではますます日本の拉致問題は蚊帳の外になってしまう。

日本が外されたのはいうまでもない、拉致問題をアメリカに託してみずからの外交努力を放棄して来たことだ。北朝鮮を動かすには、まず韓国、そして中国、それからロシアとの外交的駆け引きが必要となる。しかし韓国とは慰安婦問題、中国とは尖閣諸島、ロシアとは北方領土がある。いずれも懸案事項ではあるが、それだから自分のほうから積極的に外交関係を構築する努力をしなくてもいい理由にはならない。一時、スイスが米朝会談の候補地として名乗りをあげた。そのとき日本はスイスとなんらかの交渉をしたのだろうか？私はスイスでやるのでは？と思った理由は、北朝鮮の将軍一族の財産が（おそらく）スイス銀行にあることで、もし会談が決裂しても、亡命地としても良い条件ではないか？と思ったからだが、その私の予想は外れた。

となると北朝鮮指導部は、いまの独裁体制を維持したまま、平和的統一まで進みたい、そのために中国の後ろ盾とコーチングを頼っている。中国としても北朝鮮の独裁体制が崩れれば、次は中国の人権問題、民主化問題が世界的テーマになる、それだけは避けたい。

しかし北朝鮮の問題は、核兵器やミサイルだけではない、もっと重要なのは、日本にとっては拉致問題だし、世界的に見ても政治犯収容所で劣悪な環境で生きている政治犯やその家族であり、地方の貧困と飢餓に怯えながら暮らしている大多数の国民だろう。

そういう問題にすべて目をつむり、平和的統一というのは欺瞞でしかない。

そして北朝鮮外交が失敗しつづけているのは、いうまでもなく安倍政権の責任であるのだ。