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2018年05月08日07:47

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ガン病棟からの生還(2)絶食

4月14日:ヘモグロビン値が正常値の半分〜3分の一になって、
内科医院から「至急!県立病院へ行くように!」との指示でした。

(一旦帰って入院の準備をするつもりで)自分で運転して、県立病院へ・・
ところが、医師から「こんな体で運転なんてとんでもない!」と叱られ
そのまま緊急入院する事態となりました。
(車は、運転に自信のない家内だったが・・乗って帰ってもらう)

しばらく救急病棟で、点滴などの処置をしてもらった上で病棟へ

県立病院10北病棟・・10階にある・・いわゆるガン病棟でした。
4人部屋で、患者同士が、お互い話も出来るかな・・と思っていたのですが、
厚地のカーテンで、ほとんど個室状態の大部屋でした。

幸い、空いていたところが、窓際で、明るく眺めの良いベッドでした。

病室で、左右の腕に・・点滴と、輸血です。
輸血では約10分間「大丈夫ですか?」と私の状態を時々慎重に確かめながら・・
看護師さんが付きっきりでした。

翌15日も、輸血が続きました。(2パック×2日で、合計4パック)
16日は『胃透視検査(バリウム)』の予定でしたが、
幽門部(胃の出口)が閉塞している為、急きょ予定変更で、
鼻から胃にカテーテルを挿入して、胃の内容物を排泄する処置でした。
(外来でいきなりバリウム検査をしていたら・・想像するだけでゾッとします)

ところが、最初の鼻チューブが細すぎて、吸引しても出てきません。
翌17日、太めの鼻チューブに入れ替えて・・
細めの時も、挿入するとき「飲み込んで!飲み込んで!」と言われるものの、
グエッツ!グエッツ!と、辛かったですね・・
手術の日までの9日間入れっぱなしでした。

さらに
緊急入院した時は、胃に溜まったままで、水も通らない状態・・完全、絶食です。
結局、手術後の27日までの2週間絶食でしたが、食べたいとも水を飲みたいとも
・・・不思議と喉も乾きませんでした。

絶食状態での栄養補給ですが
腕の静脈からは、高栄養輸液を点滴できないとのことで(血管が破壊されるとのこと)
首の鎖骨下静脈から、カテーテルを挿入して中心静脈へ・・器械的に自動制御での注入です。

前腕の静脈から点滴、首から中心静脈カテーテル、そして鼻チューブに繋がれて・・

鼻チューブから出てくるのは・・真っ黒の、粘性のある凝固した血液が・・
なんともグロテスクなものが出続け・・チューブにもこびりつきます。
《この調子で、小腸や大腸にもこびり付いているんだろうな!?》
と、想像していましたが・・
まさにその通りで、後日、トンデモナイ辛い体験も続きました。

ところで、胃の手術と言いますから、切って終わりかと思いましたが
20日には、口腔外科の処置までありました。
雑菌が入って肺炎を引き起こす可能性があるからということです。

歯の歯垢を削って、歯ブラシの使い方の指導まで・・
その前には、頭蓋骨〜歯型のレントゲンまで取られました。
(レントゲンの方で、頭蓋骨を一周して撮影します)

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『言霊波動療法』:氣光整体・東陽
http://www7a.biglobe.ne.jp/~to-taka/index.html


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