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2018年05月05日22:05

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ラ・フォル・ジュルネTOKYO 2018

せっかくなので、昨日聴いた公演の感想でも(^^;)。

http://www.lfj.jp/lfj_2018/performance/timetable/detail/T211_modal.html

グレチャニノフは、19世紀の終わりから20世紀の前半にかけて活躍した作曲家で、作曲をリムスキー=コルサコフに師事し、晩年はストラヴィンスキーの影響も受けている…そうです。
ラクソスミュージックで試聴してみたところでは、けっこう重厚な感じがしたのと、基本的にきれいなんだけど、和音使いとかちょっと現代的なところもあるかも…、という印象。

で、実際に聴いてみたところ…。

最初の「キリエ」は、オルガンの低音が重厚に響いて、コーラスも男声パートからだんだん高いパートに重なっていく感じ。バッハのロ短調ミサ曲のキリエもコーラスは男声パートからだったっけ。こちらのキリエは全体的にドラマチックな感じで、バッハのロ短調ミサ曲のキリエみたいに直立不動で聴かないと怒られそうな感じの曲ではないです(^^;)。
途中の部部の和音の使い方がフォーレのレクイエムっぽい感じのところがあって、そういうところやっぱ現代作品かな(^^;)。

続いて「グローリア」。グローリアって、基本的にどのミサ曲でもにぎやかな感じの曲ではあるんだけど…。ぱっと聴いて思ったのは、ときどきYouTubeの広告で清朝か何かの映画の広告でかかってた曲に似てるというか、なんか東洋っぽいというか(^^;)。全体的に迫力あって、曲が終わったところで拍手しそうになってしまった(^^;)。でも同じような人いたような(^^;)。

続いて「クレド」…だよね? クレドは歌詞が「クレド」で始まるんだけど、どうもそのように聞き取れなかった。耳が悪くなったかな? たぶん、クレドで合ってる…と思う(^^;)。

そのあと、「サンクトゥス」。サンクトゥスはどのミサ曲でもけっこうにぎやかめと思ってたんだけど…。こちらでは、静かに、なんかコーラスがお経でもとなえるみたいに「サンクトゥス」とつぶやくというか…。まあ、こういうのもあるのね。
サンクトゥスが終わったあたりで、観客席から、「まだ終わらないの?」という子供の声が聞こえてきた。うーん、サンクトゥスのあとは、アニュス・デイだっけ、あともう1曲くらいあったっけ、いずれにしろあとちょっとで終わるんじゃないかな、と心の中で思ったが、このあと終わるまで2曲くらいあった(^^;)。

このあとは、「オザンナ」が聞こえてきて、またサンクトゥスが聞こえてきて、あとはアニュス・デイ…、って、曲目リストを見るとサンクトゥス - ベネディクトゥス - アニュス・デイとなってて、アニュス・デイはたぶん静かなところからだと思うんだけど、サンクトゥスとベネディクトゥスの切れ目がよくわかってない(^^;)。

聴きにきていた人達は、自分の席の近くは、若い人が多かったかな。聞こえてくる会話から、実際にコーラスをやってる人達のような。
まあ、こういう演目だと、コーラスをよく聞き込んでいる人がくるのかも。

http://www.lfj.jp/lfj_2018/performance/timetable/detail/M233_modal.html

1曲目は…、うん、聞いたことある。静かな曲なので、しみじみと聞き入ってしまった。

2曲目も、有名な曲だけど、ピアノソロで聴くのははじめて。
左手の伴奏が抑制的で、右手のメロディが引き立っている。
で、ちょっと思ったんだけど…。左手の和音の連打がつながって聞こえるの、これペダル使ってるんだよね? でも右手のメロディが全然濁って聞こえない。どういうふうにペダリングしてるのかな…。足元を見ればわかるのかもしれないけど、自分、目が悪いので、それは無理(^^;)。

3曲目は…、今回、このオルガン協奏曲が目当てでこの公演にきていて、どの楽章をやるのかなと思っていたら…、アダージョの楽章だった。
そして4曲目と…、ここまで短調のゆっくりした曲がつづいてるんだけど…、どれもきれいな曲でいいんだけど、なんか暗くて寂しい曲がつづいていて、このあともずっとこの調子なのかなあ…、つきあってくれてるガイドヘルパーの人に悪いなあ…、と思っていたら、5曲目のバッハの「主よ、人の望みよ喜びよ」で明るい光がさしてきた感じがして、ちょっと安心(^^;)。
この曲、左手のベースラインと右手のオブリガート(?)の間の中声部でメロディーを弾いてる部分があって、どうやって弾いてるのかなあ…。すごいな…。って、そりゃプロだから弾けるか(^^;)。

そのあとは…、スカルラッティのソナタが何曲か演奏されたあと、最後がヘンデルのシャコンヌ。
誰の何という曲かあまり確認しないで聞いていたので、「これもスカルラッティかな」とか「どうやら変奏曲みたいだ」と思いながら聞いていたが、曲目リストを見たらヘンデルのシャコンヌだった。
最初のほうは「なんかゴルトベルク変奏曲っぽい?」と思いながら聞いていたけど、だんだんテンポが速くなってきてお供細かい動きが増えてきて、最後は大盛り上がりで大きな拍手。
ヘンデルの鍵盤楽器曲って有名な「調子のよいかじ屋」くらいしか知らなかったので、「こんな曲もあるんだ」と思った。

今回、バロック作品のプログラムだったけど、けっこうペダル使ってる感じしたけどでも全然音濁ってなかったし、各声部の音色も明確に区別されて弾かれていたと思う。
よくよく考えてみたら、自分、バッハのピアノ演奏はわりと聞いたことあっても、バッハ以外のバロック作品のピアノ演奏って、あんまり聞いたことなかったんだよね。
そうか、バロック作品ってこういうふうに弾くのか、と思いました(^^;)。

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