そう感じ始めたのはもう20年近くも前だろうか。
それまでも自分に嘘をついているとは分かっていた、何かが少しずつズレ出したのが今にして思えば分娩室でだったのかもしれない。
重くはち切れんばかりに膨らんだ臨月の腹を抱えて分娩室の分娩台に仰向けに居ながら、
(そう言えば、父の大型トラックも上るのが大変だった…)。
産後にも、今の夫と産まれた子の3人でテレビを見ながら
「デコトラ良いよねー」
などと夫婦で語っていた日々。
そして今日、普段から愛読する雑誌を眺めてかなりハッキリしてしまった自分の欲望、剥き出しになった私の車選びのセンス
(そう言えば、父のトラックに乗って以来、背の高い車に乗ったこと無かったな…)
考えながら
(地味が過ぎる日共系街宣車に飽きが来たのではないんだけど…)
オプションの何もついていない最安値を更新するばかりのようなシンプル極まりないライトバンやワゴン車、そこに作りつけられた安っぽいベニヤにのんきな笑顔の描かれた街宣車の白い外観を思い浮かべた。
大人になる前、2歳児3歳児の頃から私は派手な大型車が大好きだったのだ。
でも、
「写真の車に乗ってみたい(°∀°)♪」
と言ったら女性支持者たちに大号泣で泣かれるのが予め予想されているので今日も何も言えない言わせてもらえない日々。
私がステテコに腹巻きスタイルなんて、支持者のオバチャン達からしてみたら、もっての外なんだろうなぁ…。
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