てーことで、「ぬりかべとおしろい娘」感想いきまーす。
さてこの話しは祝!新岡鬼太郎初登場回ですね!
入好さんと新岡さん、似ているようでもやはりちょっと違うもんで、入好鬼太郎さんのほうが少年っぽい印象があります。新岡鬼太郎さんはちょっと大人びた感じ。他の3期鬼太郎さんたちより「いろんなこと」を知っている雰囲気です(笑)。
登場一発目からして妖気を感じて三白眼をお披露目した新岡鬼太郎さん(笑)。でも現れたのはねずみ男だったからすぐに普通の表情に戻ってました、カワイイ
「お前、穴ぐらにこもって冬眠するんじゃなかったのか?」
「それがそうもいかない事情があってねぇ…」
と連れてきたお客を紹介するねずみ男。そこには美しい女性が佇んでいました。
彼女を見てドッキリする鬼太郎親子!(笑)
「美人じゃ…!」
とキュ〜ン!となった親父さんは、茶碗風呂から出ると頭に乗せていたタオルを腰に巻きつつ(笑)、
「鬼太郎なにをしとる、座布団を勧めないか!」
「はいっ!!!」
鬼太郎さんも弾かれたように立ち上がりピョーンと奥へ飛んで行ってすぐさま座布団を持ってきてました(笑)。このシーンだけ見ても新岡鬼太郎さんの身体能力の高さが伺えます!!!
「この方はな、娘さんを探しておられるんだよ」
ねずみ男の言葉を皮切りに涙ながらに話し出す女性。彼女の娘は3年前、何者かに誘拐されてしまい、それ以降ずっと探してはいるけれど自分の力だけでは限りがある、そこで鬼太郎さんに助けて欲しいというのでした。
彼女の話しをウルウルの瞳で聞く二人(笑)
「仙子ちゃぁん!!」
と泣き出す彼女にお母さんを重ねた鬼太郎さんも
「かぁさん!!!」
←鬼太郎さん泣かないでぇぇぇ…
と俯き目を閉じてもらい泣き…いいシーンなのかもだけど、いつもの3期特有のマジメにふざけてるっぽくてちょっと笑える(←ゴメン笑)。
「鬼太郎、相談に乗ってやらんか!!」
と促すお父さんに、
「言われなくたって!」
と鬼太郎さんは拳を握って力強く答えます!
「子を思う母の姿は世の中で一番美しいものです!!!!」
と噛みしめるように答える鬼太郎さん…ここも素敵なシーンなのかもしれないんだけど…マジメにふざけてるっぽくてどうしても毎回笑ってしまいますよ鬼太郎さん…それに加えてカワイイんだもん…
鬼太郎親子の心を鷲掴みにしたこの女性、実は白粉婆という妖怪なのです。冬眠しようと雪山に行ったねずみ男はそこで出会った猟師の茂作じいさんと共に白粉婆に捕まえられてしまったのですが、白粉婆がシフンセンコ(漢字分からん)という妖怪を探していることを知るのです。女妖怪随一の力を持つシフンセンコの力によって初代女大統領になろうとしていることを聞かされたねずみ男。白粉婆に協力し妖怪大臣に取り立ててもらおうと目論み、鬼太郎さんを利用してシフンセンコを探させようとしていたのでした。
白粉婆を美女に化けさせ、子どもを探す母親を演じさせるというシナリオはきっとねずみ男が考えたんでしょうね、鬼太郎親子の性格を把握してますね(笑)。
白粉婆の話しを聞いて、
「可哀想じゃねェかよ、オイ!」
と泣く素振りをして見せながらチラリと二人の様子を盗み見してニヤリと笑うねずみ男がワルイ!!!
けど、こういう悪いことを平気でする3期ねずみ男のこともダイスキです!!!(笑)
その頃、なぜか雪山で昼寝(冬眠?笑)をしていたぬりかべは、雪に埋まった少女を見つけていました。紅子というその少女は茂作じいさんと一緒に暮らしている子でした。帰りが遅いおじいちゃんを探している時、氷が入ってしまって目が見えなくなってしまっていた彼女はぬりかべをおじいちゃんと勘違いして懐いてきます。その可愛らしさにせっせとお世話をするぬりかべ…洞窟の中で過ごしていた二人でしたが、寝入ってしまった紅子に寒い思いをさせまいと入り口に文字通り壁となって雪が吹き込むのを防いでいたぬりかべは、仙子ちゃんを探す鬼太郎さんの声に気付きます。
鬼太郎さんたちを洞窟の中へ招き入れるぬりかべ。そこに横たわって眠る紅子をみて、白粉婆の化けた女性はハッとして駆け寄りました。
紅子が探していた仙子ちゃん…シフンセンコだったのです。
目を覚ました紅子は、母親と名乗る女性の出現に反発!
「あたしには母親はいないわ!おじいちゃん、どこ!?」
と言われてぬりかべが紅子に寄り添います。
名前も仙子じゃなくて紅子だと言い張る紅子。
「おじいちゃんは悪い人じゃないわ、あたしをここまで育ててくれた!」
親父さんや鬼太郎さんや一反木綿が一生懸命に話して聞かせますが一向に聞く耳を持とうとしません。それどころか触れようとした女性の手に噛みつく始末。
それを見てちょっとカッとなる鬼太郎さん!
「なんてことをするんだ、その人はきみの実の母親なんだよ!!」
3期鬼太郎さんはお母さんのことになるとムキになっちゃうので…。
紅子を守ろうとしていたぬりかべは、みーんなに説得されて一旦は紅子を手放そうとしました。
が、
「いやだぁ!!!」
と泣いてすがろうとする紅子をもう一度抱き寄せ、母親と引き離すぬりかべ!
「紅子はおじいちゃんが好きだ。だから紅子は渡さない!」
それを聞いて
「ぬりかべ…」
とボー然とする鬼太郎さんがカワイカッタ…
つーか、この回の鬼太郎さんの「ぬりかべ」って言い方が全部カワイカッタんですけどなんで!!?
仲間に対する言い方がサイコ―だよね戸田さん!!!!あぁもうダイスキすぎる!!!!!!!
で、ぬりかべにつまみ出される鬼太郎さんとねずちがまたカワイカッタ、たまらん
そうして鬼太郎さんとぬりかべの対決が始まっちゃいます…鬼太郎さんがカッチョエエ
「中年妖怪が恋をするとコワイわー」とねずみ。
「ぬりかべと鬼太郎が戦うなんてなぁ…」と一反木綿。
「どっちが負けてもどっちが勝っても、解決にはならんぞ」
という親父さんに一反木綿が砂かけと児泣きに説得してもらったら、と意見をし、二人を呼びにいくことになりました。
砂かけと児泣きを乗せて山を飛んでいると、「紅子ぉ」と呼ぶ声が。紅子という名前に聞き覚えのあった一反木綿が声の主のもとへやってくると、そこには白粉の粉に固められた茂作じいさんが助けを求めていました。
茂作じいさんから話しを聞くと、シフンセンコとして目覚めさせようとしていた白粉婆から赤ん坊を助けたい一心で奪い取ったのは自分で、紅子はその時の赤ん坊…やはり妖怪の子でした。
怒りが引き金となってシフンセンコとして目覚めたら大変です。
ところが心配は的中してしまうのでした、鬼太郎さんとぬりかべが戦っていると紅子の悲鳴が。紅子を捕まえようとする母親の手をピシャリと叩き紅子を守ろうとしたぬりかべに業を煮やした女は術を使ってぬりかべを粉々にしてしまいました!
ビックリする鬼太郎さんと、おじいちゃんになにかが起きたことを察した紅子。
ここでようやく母親と名乗っていた女が悪い奴だったことにピンときた鬼太郎さんは、
「この悪妖怪め!!」
手のひらを返すとはまさにこのことですな(笑)。
紅子を守ろうとした鬼太郎さんは、紅子からすさまじいエネルギーを感じてハッとします。紅子は大好きなおじいちゃんを傷つけた相手を許せず、砂かけが危惧していた通り怒りが引き金となって自らの能力を解放させ、白粉婆を跡形もなく一瞬で消し去ったのでした…オソロシや…
その力のせいでかお蔭が、傷ついていた目が見えるようになった紅子。その耳に茂作じいさんの声が届きました。
茂作じいさんに駆け寄り胸にすがりつく紅子ちゃんと彼女を受け止める茂作じいさんの動きが素晴らしかった…!これリアル?アニメじゃなくてドラマだったの?
(笑)
「鬼太郎さん、みなさん、ありがとうございました」
「さよならー」
何事もなかったように茂作じいさんにおんぶされて帰っていく紅子ちゃんの姿を見て、親父さんは
「女妖怪の統領になるよりも、あのまま茂作じいさんの子どもとして暮らした方が幸せじゃろう」
と言っていました。
解決してまるく納まったかなと思ったら、一反木綿が「ぬりかべは?」
「そうだ」
と気が付く鬼太郎さん。
ぬりかべは一人で去って行く紅子ちゃんたちを見送っていました。
紅子ちゃんはおんぶされながら茂作じいさんが獲って焼いてくれたと思ってる魚を「おいしかったよ」と言っていましたね。 ←このシーンも自然でサイコ―でした
紅子ちゃんにぬりかべの存在を知られることは結局なかったけど、二人の心には小さな思い出ができたんだろうな、と思いました。
新岡さんの作画素晴らしかったですね!アクションシーンは言わずもがななんですが、みんなの動きの細やかさに感動でした。紅子ちゃんと茂作じいさんの最後のシーンがとてもスキで、何度も見ました
なんてことない仕草なんだけどなんか気持ちが伝わる作画でした
もう一つ、ねずみ男が美女と共にゲゲゲハウスにやってきたシーンで、美女にズームインされてねずみ男の姿が見切れているのにまだ表情や肩が動いているのにもビックリしました!セリフもないのにニンマリしている様子を伝えているんですぅ〜、細かっ!!!
鬼太郎さんとぬりかべの対決もカッコよかったです!あまり見たことないような鬼太郎さんの攻撃が新鮮でした!ぬりかべに飛びかかっていったら逆にぬりかべに押し潰されてしまって(このとき親父さんが「鬼太郎っ!」って心配して声を上げてたとこもステキ
)、ところが雪を巻き上げながらぬりかべを押しのけて復活!この時の左目が見えそうで見えない感じの髪の毛の乱れ方もグッ!!!
そして色っぺぇ!!!
(笑)
ぬりかべと鬼太郎さんの対決シーンで、最初に攻撃をしかけたのは鬼太郎さんということも申し添えておきたいと思います(笑)。
鬼太郎さん、この後ぬりかべにちゃんと謝ってネ
とにかくヨカッタ!正直、鬼太郎さんが悪者っぽい立場になるのであまりスキではなかった話しだったんですが、見どころ発見が多くて結局何度も見ました(笑)。ベテラン声優さんも素晴らしかったです、紅子ちゃんがおじいちゃんと離されちゃうシーンでの「いやだぁ!!!」ってとこ、メッチャ感情移入しちゃいましたわ…
さすがリーサルウェポン、すごい回でした!!!
最終回も新岡さんです!いやもー泣いちゃうなこりゃ…
まだまだ書き足りないけどメッチャ長くなっちゃったのでこの辺で。ハァハァ。
次回「妖怪狩りツアー」!
人間を懲らしめる鬼太郎さんたちの話しです。「幽霊電車」よりこっちのほうがゾッとするかな?
なんか4期のイメージ
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