mixiユーザー(id:613969)

2018年04月26日14:16

29 view

作業中

中国映画『ブエノスアイレス』の録画を見る。中国から南米アルゼンチンの首都ブエノスアイレスに来て同棲していた若い同性愛カップルを描いた映画。若い男性二人は映画の冒頭から怒鳴り合い, ガラス窓を殴りつけて割ったりしている。こういう怒鳴り合い、室内での破壊行動は、私には見ているだけで不愉快になる場面だ。
日本の映画は、こういう下品なシーンが多く、その下品さ、野蛮さにいつもぞっとすることはこれまでの日記でも何度も書いている。
 アメリカのハードボイルドが私は好きになりにくいのも、その暴力礼賛の姿勢なのだろうと思う。
 思えば、子ども時代に住んでいた住宅では、転居で、三つぐらいのところでは、そういう暴力や騒音騒ぎは全く記憶にない。
 その後、父が住宅を買って、目黒に住んだとき、近所の工場主の3階建てか4階建ての家から、そういう怒鳴り合う声が聞こえてきたときに、すごいところに来てしまったものだと感じたものだ。
 しかし、その後、山手線の外側に住み、また、関東の郊外住宅地に住むと、たまにそういう凄い音に遭遇した。
 そして、仕事である会社から強い誘い受けて、その支部?みたいなところに行ったとき、そこの上司で東大出で、旺文社模試で全国一位をとったことがあるという中年の九州人が日常的に怒鳴り合い、取っ組み合いを仕事場でやっていることに唖然としたものだった。しかし、後に小耳に挟んだところでは、このかたは精神を病んでいたと言うことだから、やむを得ないのかと納得もしたものではある。
 バブル時代、平和で陽気な時代もあったが、バブルがはじけ、小さな暴発は、やや増えたようにも思うが、しかし、やはり野蛮な郊外に疲れたこともあり、また、生まれ故郷に戻ってきた。
 世田谷のアパートは平和だったけれど、都心の私の幼稚園の近くに移ってきて、バブル後の日本がかなり変わってきていることを感じた。
 怒鳴り合いが耳に入るような町に変化してきていたし、それも年々ひどくなるように感じた。
 そして、貧しい老人となり、各地を転々とする旅人となり、今では、ほとんど毎日、怒鳴り合いや何かを叩く音を聞くようになった。日本が変わったのか、渡井の住む住宅地域の変化なのか・・・・。
 などということをこの映画をぼんやりと見ていて、考えていました。あれ?ストーリーが全く判らない・・・。

2 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する