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2018年04月25日19:00

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お祓いについて

霊的なものが視える、といった方のご相談がありました。

「自分には、ものすごく霊的なものが憑きやすくて
すぐに、何か拾ったり影響受けるんです。
ほら、外にもあんな黒いものが視えるし、もう、大変なんです!」

そう、指し示す方向には、特に黒いものは視えなかったんですが

「そういったものが視えるときは、指は決して刺さない方がいいですよ」

「なんでですか?!」

「悪い縁がつながるからです」

ちょっとだけ押し黙られたんですけど、ほどなくお話が続きました。

「なんか、家にも悪いものがいるから、自分でもどうにかしなきゃと思ってて!
どうしたらいいんですか?」

「・・・家・・・片付いていないですか?」

「どうしてわかるんですか?悪いものがいるから片付けられないんです!」

うーん。
卵が先か、鶏が先か、みたいな話になるんだけど
悪いものがいるから、片付かないってこともあるけど
片付けてないから、悪いものが溜まる隙ができるってのもあるんだよなぁ。

「私、視えるから!悪いものがいるから、祓ってやんなきゃって思ってて!」

「そうですねぇ、まず、そういった悪いものが溜まらないように
家の中の不要なものを捨ててもらうといいと思います」

「そんな簡単なものじゃ終わりません!」

「え〜っとぉ・・・祓うというのは、喧嘩じゃないんです。
此処にいてはいけないことを説明して、必要なところに行ってもらう、
もしくはその方に助けてくださる仏さまがいることをお伝えして、そこで学んでもらえるように
仏さまのいる方角をお教えする、ということでしょうか。
元はワタシ達と同じ、肉体を持った相手です。
もし、リアルに肉体持った方が迷って来たときに、
迷って来たからっていきなり喧嘩をふっかけないでしょう?
まずは『ここはあなたの家じゃないです』って言って
それでも聞いていただけなかったら、警察呼ぶでしょ?
神様仏様は、亡くなった、迷った方を迎えに来てくれる警察のようなものであり
保護者のようなものなので、そちらに行くといいですよってお話をするのが
お祓いって感じですかね」

「じゃあ、私がそれをすればいいんですか?」

「皆さんが簡単にできることではないんです。
例えば、お坊さんがなぜお経をあげて、あの世の道を指し示すことができるか。
普通の人よりも、お坊さんの方が嘘つかなさそうだし
説得力ありそうだし、話を聞きやすい服装をしてるじゃないですか。
だから、亡くなった人にお経をあげてくださる姿を見て
残された生きている方々が安心をする。

そして亡くなった方はさらに、自分を説得する相手が
どれだけ説得力のある行いを重ねているか、見えない部分まで視るのです。
だからこそ、その言葉に従ってくださるんです。
マリアローズは、服装は無理でも、説得力を持つために
毎日、お勤めを重ねています。
なので能力があるから祓える、とかじゃなく、積み重ねてきた結果
亡くなった方にお伝えする言葉に説得力があるため、物事が動く
といったことでしょうか」

お客様がなんか、むっとして黙っていたけど、話をつづけました。

「まず、ご自身ができることは、お家のお掃除をしてください。
空気の入れ替えをしてください。
それだけで、軽いものなら、居場所がなくなって出ていきます。
それ以上がやりたいなら、毎日こつこつお経をあげてみてはどうでしょうか。
昔の方は、ご先祖様に、そして家族が幸せであるように、
毎日お経をあげていた方が多かったと思います。
その思いが、家の中を清めていました。

まずは、そこから始めてみてはと思います。
ご自身がお経を重ねて行くことによって、少しずつ道が見えてくる方も
いらっしゃることと思います」

ここまでお話したら、わかりましたとなりましたが
あんまり納得してないかもしれないなぁと思いました。

でも後日、掃除したらなんか憑き物が落ちたように、気持ちが切り替わったと
ご報告いただいたので良かったって思いました。
なんか家の中で嫌な感じがする時は、まず、掃除するといいかなと思います。

そして、お祓いとか霊的なお仕事って、案外地味なことが多いかと思います。
漫画とかドラマ、映画などは、派手なアクションが多いように思いますが
実際、死んでいるもの、視えない世界は、
今の生きている世界の延長、もしくは合わせ鏡なのです。
なので、その延長線からはみ出て大きく物事を動かす出来事は
そんなにあることじゃないなぁと思うのであります。
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