4月21日(土)朝日名人会 午後2時から午後5時まで(午後5時10分終了)
前座
三遊亭歌太郎「がまの油」
柳家花緑「井戸の茶碗」
入船亭扇遊「干物箱」
(仲入り)
隅田川馬石「三年目」
立川志の輔「小間物屋政談」
目当てはもちろん、志の輔師匠です。
お客様もそういう方が多かったらしく、志の輔師匠の前までが「前座」と思っていたりいなかったり。他の師匠もそんな自虐のネタを言っているほどです。
もうね、いびきをかいて寝るほどですよ(笑)
ところが志の輔師匠の前になると、まずお客が何をするか。
椅子を座りなおすんですよ。
「さあ、聞くぞ!」と聞こえそうなくらいの気迫でした。
周りで眠っていたおじさま、おばさまも私が見える範囲ではだれも眠ってなかったですねぇ。
他の師匠もおもしろかったです。
がまの油なんてのははじめて聞きました。
全体的にひとりの持ち時間が少なくなってしまうため、井戸の茶碗なども「ああ、ここ削ったんだー」と思うシーンがありました。
もちろん志の輔師匠も然りです。
そもそも朝日名人会は結構前に演目が発表されるのですが、え! この話をやるのかー。
時間足りるのかな?と心配したり。
独演会と違ってあまり延長はできないだろうから…心配だなぁと思いました。
ただ、小間物屋政談を生で聞くのは初めてで、この話をする方も少ないんだとか。
「だって面白くないから」
東京では1人。大阪でやる方は師匠が教えたらしいです。
いい話だと思うんですけどねぇ。みんな幸せになる話がほっこりします。
悪い人が誰もいない。
井戸の茶碗もそうですね。
ただ時間がない(笑)
それから時間の関係かどうかは知りませんが、大岡越前様の登場後、
なんと大岡さまが大家をお白洲から退場させてしまったのにはびっくりしました。
大家さんの「死人はみえないんだーよーだ」っていうのがツボで、個人的ハイライトでした。
こしろうさんも「死人じゃないよ。三年も経ってないのにでるわけないじゃない」
と、隅田川師匠の「三年目」を出してきて、面白かったです。
それから仲入りから三年目に入る前の三味線で、赤いスイートピーの演奏があり、
とても珍しかったのか、お客様が大喜びで拍手まであるほどでした。
他の師匠たちは志の輔師匠とやるのは嫌なんですかねぇ?
とても気になります。
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