お仕事で、つくば方面に行くことになりました。
仕事が終わってすぐに車を借りて、
次の日の朝にすぐ動けるように、行かなければならない神社さんに向かう。
夜通しさいとーくんが車の運転をして、朝が来る前に現場そばについたのですが
場所がどこか、ちょっとわかりにくい。
小さくて、昔からその地域で強く守られている神社さんの中で時折
住所が不思議な場所があることが多いのです。
その地域の一番ゴロの良い番地や、
他の場所の中で一番、と名がつくであろう住所を割り振ったりします。
なので、実際の住所と違う場所にあったり、ずれたところにあったりします。
そんなわけで、この時のお仕事も、昔ながらの神社さんにかかわりがあったので
住所だけのデータだと迷うことも多いのです。
そして、ここだと思われるところは、全く真っ暗な畑の真ん中でした。
「神社さん・・・ないね・・・
それどころか、道がないね・・・」
「ないね・・・」
「カーナビにも出ないね・・・・」
「目的の場所付近につきました、案内を終了しますって言われちゃったしね」
二人して暗闇の中、呆然としておりました。
すると、大きな木の陰の向こうに、光が、すー・・・・っと通るのが見えました。
「あ、あっちに車が通ったみたい、あそこに道があるんじゃない?」
と、そちらに途中まで歩いていくと、急にさいとーくんがワタシの腕をつかみました。
「危ない!なのこさん!」
え?!
って思ったら、そこは崖でした。
通った光はまがい物でした。
もう少しで崖から落ちるところでした。
案外こういう騙しって多いので、この仕事、案外大変なのです。
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