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2018年04月20日22:38

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如意輪観音掛け軸

 西国三十三箇所を始めとして板東三十三箇所、秩父三十四箇所、新西国三十三箇所、中国三十三箇所等々日本の観音巡礼を色々満願したが、巡礼用の掛け軸で市販されているのは千手観音、聖観音がほとんどで他の観音様は滅多に無い。 そこで個人的に気に入っている観心寺の如意輪観音の掛け軸を特注で作る事にした。

 大阪の四天王寺門前の表装屋は恐らく日本の掛け軸表装の最大手である。 そこで相談して出来ないと言われれば諦めるつもりで相談した。
 まずは元ネタになる写真を用意しないと始まらない。 それは簡単に手に入る。 何と言っても観心寺の如意輪観音は日本の国宝でも非常に早い段階で国宝に指定された観音様である。 「日本の仏像」等と言うタイトルの写真集には間違いなく写真が掲載されている。 まず表装屋でレイアウトの相談をする。 私としては観音様の絵がでかい方が良い。 それから御朱印スペースも大きい方が見栄えがする。 結局普通の観音霊場掛け軸よりも一回り大きい尺八寸サイズの掛け軸になった。 

 この如意輪観音の観心寺は新西国三十三箇所に加入しているから当然新西国三十三箇所巡礼用の掛け軸になる。 三十三箇所に加えて番外が五つで合計三十八箇所を回る。 
 ここで一つ問題が発生した。 表装屋が言うには一般の観音霊場用掛け軸は全て観音立像の絵である。 それで御朱印スペースを配列しているが、如意輪観音は大抵座像である。 私の希望する観心寺の如意輪観音も座像だから御朱印スペースの配列が難しいそうだ。

 この掛け軸は当然特注だから表装屋の社長が出て来て直々に相談する事になった。 あ〜でもないこ〜でもないと話をして話を詰めた。 後日レイアウトを決めて送ってくれる事になった。
 待つ事一か月でレイアウトの図案が送られてきて問題なかったのでGOサインを出した。 製作には三ヶ月ほど掛かるとの事だった。
 観音巡礼用の掛け軸は通常1万5千円〜2万円だが特注だから6万円と言う事だった。(自爆) まぁ特注だから仕方ないか。 
 
 完成した如意輪観音の掛け軸はギリギリで観心寺の如意輪観音の御開帳に間に合った。 真新しい観心寺の如意輪観音の掛け軸を観心寺の納経所に持参して御朱印を書いて貰った。 観心寺の御朱印担当も感心していた?(自爆)
 
 これから一年くらい掛けてじっくり回る予定である。

 

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