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2018年04月18日13:39

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平成4・16事件=昭和5・15事件〜日本を滅ぼすのは軍隊ではない。国民だ。(再)

野暮は承知で質問したい。

「本当のことだ」「よく言った」「何が問題なんだ?」

とか書いてる皆さん、それ、本気で、真剣に、本心から、書いてますか?

いくら野党とはいえ、有権者が選んだ国会議員に向かって、自衛官が「国民の敵」と罵倒することが、正常なことだと、本当に、思ってるんですか?

民進・小西氏に「国民の敵」=自衛官罵声、統幕長が陳謝
(時事通信社 - 04月17日 16:00)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=5074593
 防衛省などによると、3佐は16日の帰宅後、国会周辺をランニング中に、東京・永田町の公道上で小西氏に遭遇し、罵声を浴びせた。複数の警察官が集まり、小西氏が発言をやめるよう求めたが、3佐は発言を繰り返した。小西氏が防衛省の人事当局に携帯電話で連絡したところ、3佐は発言を撤回したという。
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「たかが、匿名のSNS、ムキになるなよ(笑)、何を書こうが勝手だろ?」

と言われるのがオチだと思うが(笑)、
今回の件は、シャレでは済まない領域に、少なくとも片足は突っ込んでる。

突っ込んでるのは、自衛官ではない。国民の方である。

1932年(昭和7年)5月15日。
海軍青年将校たちが、首相官邸に乱入、昭和天皇の大命降下を受けた犬養毅内閣総理大臣を銃殺した。

まあ、刑法上も、軍法上も、極刑に値する。
しかし、そうはならなかった。
なぜなら、日本津々浦々から、日本臣民約70,000通もの減刑歎願書が法廷に殺到したからだ。
中には、血染めの血書、血判、切断した小指まで添えられたものまであったそうな。

正義を挙行した愛国軍人を救え!、帝国臣民の減刑運動は過熱し、その圧力の前に、泣く子も黙る軍法会議も、日和ってしまう。
被告への判決は、最高で禁錮15年、軽微な者は禁錮4年だった。
一国の首相を殺しておいて、死刑になった者も、無期刑になった者もいない。
これが、5・15事件の顛末である。

首相を殺したことも重大だが、もっと致命的だったのは、国民が騒げば、判決が左右されてしまうことが明白になったことだ。
これが2・26事件の引き金を引く。
そして真珠湾に突っ込む。

広島長崎への一本道でアクセルを踏んだのは、軍人ではなく、国民だったのだ。

時は平成。
高等な訓練を積んだ3等空佐とはいえ、たまにはネジの飛んだ人物も出て来る。
確率的に、それは防ぎようがない。

軍人・武人が「やらかして」しまうことはある。
大事なのは、
軍人・武人が「やらかして」しまった時、主権者たる国民が、どういう態度を取るかである。

自衛隊は、日本に住む人々を守る義務がある。
その人々は、思想信条で差別されない。
自民党だけでなく、希望の党だろうが、共産党であっても、守るべき義務がある。
いや国民の範囲を超えて、日本に住む外国人も、守らねばなるまい。

3等空佐はどうでもいいのだ。
日本を滅ぼしかねない「主犯」は、3等空佐を応援している国民なのである。

好き嫌いや、冗談半分も、時と場合による。

防衛次官、自衛官暴言を謝罪=野党、小野寺防衛相辞任を要求
(時事通信社 - 04月18日 13:00)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=5075920

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