2018/4/11水 19:00- 東京文化会館 小ホール
テノール:クラウス・フロリアン・フォークト
ソプラノ:シルヴィア・クルーガー
ピアノ:イェンドリク・シュプリンガー
ブラームス:
太陽はもう照らない [S&T]
かわいい恋人よ、素足で来ないで [S&T]
日曜日 op.47-3 [T]
眠りの精 [S]
シューベルト:《美しき水車屋の娘》 D795 より [T]
とまれ
水車屋の花
いらだち
ブラームス:
ああ、お母さん、欲しいものがあるの [S]
お姉さん、私たちはいつ家に帰るの [S&T]
甲斐なきセレナーデ op.84-4 [S&T]
カールマン:燕のデュエット(喜歌劇《チャールダーシュ侯爵夫人》より)[S&T]
モーツァルト:なんと美しい絵姿(歌劇 《魔笛》K.620 より) [T]
プッチーニ:私のいとしいお父さん(歌劇 《ジャンニ・スキッキ》 より)[S]
レハール:
君はわが心のすべて(喜歌劇 《ほほえみの国》 より)[T]
愛は地上の天国(喜歌劇 《パガニーニ》 より)[S]
だれも私ほどおまえを愛した者はいない(喜歌劇 《パガニーニ》 より)[S&T]
ロイド=ウェバー:スィンク・オブ・ミー(ミュージカル 《オペラ座の怪人》 より)[S]
バーンスタイン:ミュージカル 《ウェスト・サイド物語》 より
マリア [T]
トゥナイト [S&T]
[アンコール]
ブラームス:谷の底では
レハール:友よ、人生は生きる価値がある(喜歌劇《ジュディッタ》より)
ブラームス:子守唄
春祭のフォークトさん出演公演の最後はこれ。可愛い奥様との愛情にあふれる、ほっこりとする楽しいコンサートでした。
演目的には、3月末のソロコンサートの時の方が彼本来の持ち味が出たものだったと思います。こちらは奥様の得意分野にややシフトした感じかな。
奥様のシルヴィアさんは、歌い方は本職のオペラ歌手のそれとは違うなと思いました。オペラ歌手の声はもっと前に出てくる感じですけど、彼女のは少し横に広がる感じとでも言いますか。でも、流石の芸達者っぷりで、実に表情豊か。そして、彼女の十八番であろう「オペラ座の怪人」のときは、彼女の視線の先に大きなミュージカル劇場が浮かんでいるのが見えるような気がしました。
フォークトさんは、この日は日曜日のローエングリンのときより更に声の調子がよくなかったように思いました。中低音は問題なかったけど、高音があまり出ていなかったし、彼にしては珍しく音程に乱れも。でも、奥様と二人、それはそれは楽しそうにステージに立っていらっしゃって、お二人の仲睦まじい様子に、こちらまで思わず笑顔がこぼれてしまう、そんな公演でした。
フォークトさんのウェストサイドストーリー、ちょっと楽しみだったのですが、やっぱり彼にはリートとかワーグナーのオペラの方が似合うなーと思ったりも^^;
最後にまた、フォークトさんから英語のスピーチ。リップサービスかもしれないけど、ここいいられるのはとても光栄で、皆さんは素晴らしい聴衆だ。最後に(今回の、であればよいのですが、と言い足してたな!)皆さんに帰途についてもらうためにこの曲を、、、みたいな感じだったかと思います。奥様からは、最後は子守歌なので本当に寝ちゃわないでね!という可愛いコメントも。
フォークトさん&奥様、日本に来て下さって本当にありがとうございました。次に日本でお会いできるのは、いつのことになるのでしょうかね。
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