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2018年04月14日09:02

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義務論は袋小路

■産後うつ サポート活動をする女性の壮絶体験
(THE PAGE - 04月13日 12:11)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=177&from=diary&id=5069286

そもそも、本当は義務とすると出口がなくなってどうしようもなくなるような話なんじゃないのかと個人的には思ってるが、最近の日本の風潮だとなんでも「責任!責任!」って方向性でたたきまくるので、子供を持った女性はこういう風に抱え込むしかなくなるんだろうなぁ。

叩きまくる側の代表的な人には、こういう記事にすぐ「なぜ父親は…」って転嫁する人達も含まれる。パートナーのホルモンバランス異常が原因の精神的問題に、医者でもなんでもない人が、ただパートナーというだけで万全の応対するとか…。いくら愛があっても無理なもんは無理としか言いようがない。
 大人の女として子供を産めば育児席には当然求められる。母親の放棄という事件の対応をパートナーである男性側は万全に行えそれが当然、というのがそういう人達の言い分だが、それは単なる育児責任のたらいまわしにすぎず、不幸が連鎖するだけだろう。負荷や責任を押し付けあう構図では誰も幸せになれない方向だなと思う。

公務員→退職コースならば退職後のお金はある程度あるだろう。そういうある程度はお金がある女性で、ダンナはちゃんと働き、平均的なことは対応してくれ、出産時に実家に戻れる程度に両親との交流も普通で、10代というわけでもない歳の大人の女性。これぐらい条件が整った人が、何かの育児トラブルに対し「自力で立ち直れない」というのであれば、まずはその原因を明確にすべきだろう。そして、その原因に対し、適切な対策をとる、というのが問題解決になるために必要なことだ。

「近くの人間を頼れ」とかいうのは、特例か一時しのぎにしかならない。30代、40代の大人で、精神的に問題が出てきた大人の手助けを無償で継続的にできるような人って、どこを見てもそうそう余ってない。もちろん、そのような人的資源環境を改善するというのは意義のあることだが、人的資源の割り振りを改善するとなると、子育て環境というようりは労働環境や住環境そのものを改善する議論をしないと…。論点が発散しすぎて、自分にはすぐの議論は難しい。

鬱などはっきりした症状が出てしまってからでは、カウンセラーや精神科医などに頼るのが正解だろうと思う。ホルモンバランスが原因で、それを回避するということであれば、もっと体を鍛え体力をつけるとか、食生活・睡眠時間の確保術などの改善、適切な有償育児支援など、崩れないよう、いかに自分をキープするか、という予防論的方向で論じたほうが建設的ではないかな、と思った。

この記事の女性は「休む」ということを推奨する形で活動をしていたという風に記事からは読めるけど、精神的に崩れてしまってからはそれしかないだろうね。ワンオペ解消をどうやって行うかが、結局のところ鍵かなぁ?

子育ての基本は体力と気力だよね。特に体力が尽きるとロクな感情が湧かない。つくづく思うのだが、育児ワンオペの環境はよろしくない。子供産む前にどうにかして完全ワンオペにならないような環境を整えるべきだろう。週に2−3回、一日3時間のお手伝いさん/シッターさんに来てもらえたら、我妻は「大変助かる。お昼寝できる」と昔言ってたので、そういうところを行政が税金投入して子育て支援できんかな。あまり効果的でないだろうか?
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