おはようございます。木下藤吉郎です。
今から30年前の1988年(昭和63年)の今日、東京ドームのこけら落としで、美空ひばりさんの不死鳥コンサートが開催されました。
■不死鳥 美空ひばり in TOKYO DOME【完全版】 翔ぶ！！新しき空に向かって
http://www.nhk-ep.com/s/products/detail/h13823A1-00-00-00また、この日はメジャーリーガーの前田健太(まえだ けんた)さんの生まれた日でもあります。
■前田健太 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%89%8D%E7%94%B0%E5%81%A5%E5%A4%AA4月11日 水曜日
今週のテーマは、橋と船／舟。すなわち海や大きな川を渡る手段として、橋と船(舟)、トンネルなどがありますが、それらについて様々な角度から見た様子と、問題、その解決案といった話を中心に書いていこうと考えております。今回は、船という交通手段への見直しの面を書いていきたいと思います。
戦後、昭和中後期にかけては、まだ交通機関における安全対策が技術上も未熟であったため、鉄道も船舶も重大事故を幾度となく起こしていました。
とりわけ国鉄(現 JRグループ)では、桜木町車両火災、三河島事故、鶴見事故などといった大量(少なくとも三河島、鶴見の事故は100人超)の死者を出した事故があり、連絡船もきのうの更新で取り上げた紫雲丸事故をはじめ、青函航路でも台風など荒れた天候の中で無茶な運航をし、沈没事故を起こした記録が残されています(洞爺丸事故など)。それらから人々の間では船に対する恐怖心が植え付けられ、海底トンネルや橋の建設を求める声が世論として高まった可能性は否定できません。私もまた、母から船は苦手である旨を言い聞かされており、幼い頃はあまり船に対して良いイメージはありませんでした。
しかしながら、この期に及んで交通機関としての船を見直す動きも現れてきています。例として、昨年は明石海峡大橋開通により廃止を余儀なくされた深日航路(大阪府岬町⇔兵庫県洲本市)を期間限定で再開する社会実験が行われました。利用者は1日平均20人弱と、コストパフォーマンスだけを考えれば厳しい数字と思われますが、日を追うごとに利用者が増えていった傾向もあったそうで、あまりメディアで大々的に取り上げられなかったために「知らなかった」方が多く、そこが後になればなるほど口コミで広がっていった可能性は大いにあるといえるでしょう。
ではなぜ、船が見直されるようになったのか、それについて明日じっくり書いていきたいと思います。
■神戸新聞NEXT | 淡路 | 洲本−深日航路社会実験 １便平均１３・９人利用
https://www.kobe-np.co.jp/news/awaji/201710/sp/0010681567.shtml
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