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2018年04月10日15:28

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F-15、「K」と「J」では大違い? 韓国機と空自機、似て非なる別モノといえるワケ

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180406-00010003-norimono-bus_all


同じ「イーグル」? 「K」が意味するところとは

 2018年4月5日(木)、韓国慶尚北道のゴルフ場で韓国空軍の主力戦闘機F-15Kが墜落したと報じられました。パイロット2名は緊急脱出したと見られ、現場では空軍による捜索活動が行われていましたが、その後死亡が確認されたとのことです。

【写真】アメリカ空軍のF-15E コンフォーマルタンク標準装備

 F-15Kとは、F-15シリーズの発展型F-15Eの韓国向けモデルで、主翼など機体の一部が韓国国内で製造されています。兵装では対艦ミサイルの運用能力が加えられ、レーダー類も強化されるなど、より多くの任務を行えるマルチロール戦闘機となっています。

 F-15Eは、可変翼の戦闘爆撃機F-111の後継機種として、航空自衛隊でも使用されているF-15をベースに開発されました。F-15は空域を制圧する制空戦闘機として開発され、敵戦闘機に対して優位に戦えるよう高い運動性能を備えています。それに対し、戦闘爆撃機は地上攻撃に特化した戦闘機で、より多くのミサイルなどの兵器を搭載し、攻撃機としても戦闘機としても活動できます。
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F-15、「K」と「J」では大違い? 韓国機と空自機、似て非なる別モノといえるワケ


F-15Eは、合計11トンもの兵装搭載が可能(2017年、石津祐介撮影)。


F-15「E」、開発の経緯とねらい

 F-15は、搭載されているエンジンのパワーが強力なため、制空戦闘用の空対空ミサイルを満載しても余力がありました。このように機動力に優れたF-15に対地攻撃の能力を付与し、戦闘爆撃機にするプランが、製造元のマクダネル・ダグラス(現ボーイング)で持ち上がり開発をスタートさせます。そして完成したF-15Eは、F-111の後継機種としてアメリカ空軍で採用が決定し、1988(昭和63)年から運用が開始されます。

 地上攻撃においては、大気の薄い高高度の制空戦闘とは違い、大気の密度が濃い低空を高速で飛行するため機体への負担が大きくなりますが、それに対応するためF-15Eは機体の再設計が行われ、構造そのものが強化されています。そして機体にはチタニウムを多用し軽量化を図り、また兵器を搭載するハードポイントを増設し、兵装の搭載量も最大11tまで増やしています。

 外観は従来のF-15と変わりませんが、増槽(燃料の外部タンク)を主翼のパイロンに搭載するのではなく、胴体横にコンフォーマルタンクとして装備しているのが特徴です。これにより、従来は燃料タンクを搭載していた箇所にミサイルなどの兵装を追加することが可能となっています。

 また操縦席は複座であり、機体の操縦を行うパイロットと攻撃を行うオペレーターが乗り込み、より正確な攻撃のためそれぞれ役割分担がなされています。

 F-15Eは、湾岸戦争、イラク戦争、コソボ紛争やアフガニスタン侵攻などに参加し、近年ではイスラム国への攻撃でも活躍しており、アメリカ軍が関与したほとんどの軍事作戦に参加しています。


強すぎて輸出禁止?

 F-15は、開発当時は高性能の戦闘機であるがゆえ、アメリカとの関係が友好な同盟国にのみ輸出され、日本とサウジアラビア、イスラエルの3カ国だけが配備しました。当初、F-15Eは優れた攻撃能力から他国への輸出には慎重でしたが、F-15よりも高性能なF-22「ラプター」が開発されたことにより方針を転換し輸出を行うようになります。現在では、サウジアラビア(F-15S)、イスラエル(F-15I)、韓国(F-15K)、シンガポール(F-15SG)が採用しており、カタールも導入を予定しています。

 日本でもF-4EJの後継機種を巡る第4次F-Xにおいて、ボーイングがF-15Eの改良版F-15FXの提案を行ったこともあります。

 ボーイングはF-15Eにステルス性能とレーダーを強化した改修型F-15SE「サイレントイーグル」を開発中で、韓国空軍で次期戦闘機の候補にも挙がりましたが、結果的にはF-35Aの採用が決まり、いまだ採用国は無い状況となっています。
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石津祐介(ライター/写真家)


「ファントムII」は死なず 退役間近、空自F-4EJ改がF-15Jをバンバン堕としているワケ

https://trafficnews.jp/post/79658

空自F-4EJ/EJ改は長年日本の空を守り続けた古参戦闘機ですが、退役も迫ったいま、空自の主力機F-15Jを訓練で撃墜(判定)することも珍しくないといいます。そこまでの強さを発揮できる背景になにがあるのでしょうか。

空自の「ファントムライダー」はいま猛者だらけ

「今、F-4乗りは凄いことになっていますよ。訓練においてF-15を撃墜(判定)するレベルの猛者ばかりです」

 筆者(関 賢太郎:航空軍事評論家)は航空自衛隊の次世代戦闘機F-35A「ライトニングII」の導入遅れにともなうF-4「ファントムII」の寿命枯渇問題について、ある防衛省関係者にF-4の飛行時間節約にともなう練度低下が問題となっていないのであろうか質問したところ、以上のような回答を得ることができました。

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航空自衛隊のF-4EJ改「ファントムII」(画像:航空自衛隊)。





 F-4は1971(昭和46)年に導入された、2018年2月現在の航空自衛隊において最も古い戦闘機であり、ステルス戦闘機F-35Aへの更新が予定されている退役間近の機体です。それにもかかわらず、200機が配備されている現主力戦闘機F-15との訓練においては勝利することもけっして珍しくないそうです。

 F-4が航空自衛隊の最新鋭戦闘機だった1970年代、百里基地とF-4のパイロットらの活躍を描いた『ファントム無頼』という人気漫画があり、作中において主人公らは当時米空軍の最新鋭機であったF-15を訓練で撃墜するといったエピソードがありました。2018年2月現在、航空自衛隊には戦闘機飛行隊2個、偵察飛行隊1個の推定約40機程度F-4が残っており、そのすべてが百里基地(茨城県小美玉市)に配備されていますので、思わず「いまになって『ファントム無頼』かよ」と笑ってしまいました。
きっかけはF-35?

 なぜ、いまF-15を撃墜するといった「下剋上」を成せるF-4のパイロットが増えているのでしょうか。その秘密はF-4が退役間近であるという事情に関係しているようです。

 航空自衛隊ではすでにF-35の導入を開始しています。数がそろい実働体制に入るにはもう数年必要となる見込みです。逆を言えばF-35がそろうまでの猶予がF-4に残された現役期間となるわけですが、もう先が長くない機種であるため、新人パイロットのF-4への機種転換は不要であり、行っていないといいます。

 本来は組織の構成員が年にひとつずつ平均年齢を加算してゆく状況は避けなくてはなりませんが、F-4の飛行隊ではベテランらが新人を育成する負担から解放され戦術研究に集中できるため、全体の練度を底上げしているそうです。

 また私見ですが、F-4は複座戦闘機であり通常はベテランと新人がペアを組み経験を積ませるところ、現在は前後席ともにベテランであるという点もF-4の戦闘能力向上のひとつとなっているのではないでしょうか
ファントム下克上、もうひとつのワケ

 さらに、このF-4によるF-15撃墜にはもうひとつのカラクリがあります。

 2018年現在、実戦部隊に配備されているF-4はすべて「F-4EJ改」という性能向上型であり、レーダーは初期型F-16のレーダーと同型であるAN/APG-66Jに載せ替えられています。そのほかの電子機器も一新、機体外部に搭載する電波妨害装置はこれもまたF-16にも搭載されることがあるAN/ALQ-131です。

 一方でF-15は、近代改修を受け現代型戦闘機と同等のF-15MJと、1980年代の導入からほとんど性能向上を受けていないF-15SJの2タイプに分けられます。そしてF-4に負けることが珍しくないF-15とはF-15SJであるようです。

 現代戦闘機は、電子機器とコンピューターソフトウェアに優れていたほうが勝利者となります。F-4EJ改はF-4といえども中身はほぼ初期型のF-16です。そしてF-15SJも初期型のままですから、F-16(相当) vs F-15であると考えると、F-4側が戦術の差で勝利できることがあってもおかしいことではないのかもしれません。

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2018年2月現在、航空自衛隊のF-4EJ改はすべて茨城県の航空自衛隊百里基地に配備されている(画像:航空自衛隊)。





 近代化改修でF-4もF-15相当になれるのですから、この際、退役なんてさせずにもう一度電子機器を再近代化した「F-4EJスーパー改」を開発し、あと40年は現役を続けてほしいと思うのは筆者だけでしょうか。

 ただF-4は構造上の寿命からかなり腐食が進行している機体も少なくないようであり、実現の目は無さそうです。残念。

【了】


『ファントム無頼』
漫画持っていたよ・・
新谷かおる 氏の漫画
『エリア88』の作家だが
バイクやメカの漫画おおいんだよな・・
88も持っていた・・



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