うちにもそうだが・・
HARBOR BUSINESS Online
こんにちは。空間心理カウンセラーの伊藤勇司です。
部屋と心の相関性に基づいた、片付けやお部屋づくりのアドバイスをさせていただいております。
以前、雑誌取材を頂いた際の雑談で「貧乏神が取り憑く部屋の特徴って、あったりするものでしょうか?」というご質問をいただきました。今日はその時にお答えしたことを、記事として書いていきます。
せっかくなのでまずは、貧乏神についてを詳しく見てみましょう。
《貧乏神とは》 ※wikipediaより抜粋
ハーバービジネスオンライン: お金が貯まらない、俗にいう”貧乏神が取りつきやすい人”の部屋には共通点があった!?
HARBOR BUSINESS Online 提供 お金が貯まらない、俗にいう”貧乏神が取りつきやすい人”の部屋には共通点があった!?
取りついた人間やその家族を貧困にする神。
日本各地の昔話、随筆、落語などに名が見られる。基本的には薄汚れた老人の姿で、痩せこけた体で顔色は青ざめ、手に渋団扇を持って悲しそうな表情で現れるが、どんな姿でも怠け者が好きなことには変わりないとされる。
家に憑く際には、押入れに好んで住み着くという(以下略)。
ここからは、片づけ心理研究家の立場から貧乏神について考察したいのですが、実を言うと部屋が片づかないと悩む方の多くは“何らかのお金の問題”を、抱えているケースが少なくありません。
《片づけ心理研究家の立場から見た貧乏神とは》
・お金に困っている
・多額の借金がある
・お金にトラウマがある
・お金は入ってくるけどすぐに出て行って手元にない
・いつも自転車操業
・貯金がない
などなど。金銭的な問題があることで頭の中が混乱するあまりに、物理的に片づかない状況が生み出されているケースが少なくないのです。
それらのケースを振り返りながら、“貧乏神”が取り憑いているような雰囲気を醸し出す家に共通していることを、3つの特徴にまとめて見ました。
●特徴1 臭い匂いがする家
家の中で何とも言えない匂いがするような部屋に住んでいる方は、何らかの金銭トラブルを抱えているケースがとても多かったです。ちなみに、足臭い・汗臭い・胡散臭い、という3Kは、金運を逃す大きなポイントとも言われていますね。異臭まではいかなくとも、匂いに無頓着な人ほど、お金の縁が遠のいているケースが多いものです。
逆に言うと、お金持ちほど、匂いに敏感で、部屋にアロマを焚くなどの、香りを意識しているケースが非常に多いのです。
●特徴2 湿気が多く部屋にカビがある
ジメジメと陰気臭く、部屋(特に窓縁など)にカビが生えてる家に住んでいる方は、お金に困っているケースが多かったかもしれません。基本的に空気の循環がないような感じで、どんよりとした空気感を醸し出しているのが、お金の循環にも関係しているような雰囲気。
これは飲食店などにも共通することですが、ジメジメ、ベタベタして、陰の空気が流れる空間は、貧乏神は住み良いのかもしれません。
●特徴3 部屋と人との関わりが希薄な家
これは表現を変えると、部屋に人の温もりがない家です。
・家にほとんどいない
・家を粗末に扱っている
・家に愛着がない
そんな人が住む家ほど、お金のトラブルのみならず、泥棒に入られたりなどの、何らかの災難を呼ぶケースが多かったです。
◆“貧乏神”は取りつくのではなく、自分自身がなるものである
そして、せっかくなのでこのテーマをさらに掘り下げて、貧乏神が取り憑く部屋になる行動心理についても見ていきたいと思います。
どんな心理状態のときに貧乏神が取り憑きやすい部屋になってしまうのかも、3つのポイントでまとめて見ました。
《“貧乏神”行動心理とは》
●特徴1 自分を犠牲にした行動が多い人
片づかない状態を行動心理的な角度から考察した時に圧倒的に多い特徴が自己犠牲です。
・人に気を遣いやすい人
・自分よりも他人を優先する人
・お願いされたら断れない人
などなど。
自分のことは差し置いて他人に尽くしてしまうような人が、片づかなくなる傾向にあるのですが、誰かのために生きることはとても美しいことではある反面、誰かのためを軸にして行動すると、自己犠牲的な行動になりやすいのです。
片づけとは秩序構成であり、生命を保つ行為。自分が犠牲になるということは、その生命維持の原理原則から外れることを意味します。つまり、自然の流れではないということです。
他者のためを思っての自己犠牲の行動が続くと、必然的に家を空ける時間も多くなり、貧乏神にも狙われやすくなるのかもしれません。そして誰かのためにエネルギーを使うことで、家でいる時に自分の生命エネルギーは確実に弱まっている状態となります。
だからこそですが、エネルギーレベルとしては低いはずの貧乏神も、追い出される心配をせずに、安心して住みつくことができるでしょう。
●特徴2 無駄な行動が多い人
世の中に無駄なものは、何一つない。これも真理だとは思っていますが「世の中に無駄な行動は沢山ある」と、知ることも、一つの真理だと、ぼくは思っています。
人生をより良い方向へ持っていくためには、行動することは必要不可欠です。
ただ、単純に行動すれば良いかというと、そうではありません。行動を沢山することが重要なのではなく“望む結果に繋がる効果的な行動を沢山する”ということが大切。この「効果的」というポイントが重要で「とりあえずなんでも沢山行動する」という感覚の人ほど、片づかない状態を招いているケースがで多いのです。
「貧乏暇なし」という言葉がありますが、無駄な行動が多いことで暇ができなくなる状態は、常に頭の中でアレコレ考えて自分を深く省みない状態を生み出しやすくなります。
そうなると、いつも外側にばかり意識が向くことで、足元や自分の内側に関心が向かなくなり、その隙に貧乏神は難なく部屋に取り憑くことができるでしょう。
●特徴3 欲求を満たす行動が多い人
他人や社会や外側に何かを求めて、自分の満たされない欲求を満たすための行動が多い人ほど、部屋は荒れているものです。いわゆる、クレクレ星人。
このことを少し違う角度で表現すると、“自分が求めることに対しての対価を支払うという前提がない行動をしている人(=クレクレ星人)”は、貧乏神がとり憑きやすいかもしれません。
高級ホテルで宿泊したいと思った時に「わたしは、このホテルに泊まりたいのです」と、フロントで求めても「わかりました、泊まってください。」と、部屋を与えられることはない。泊まるためには“宿泊に値する対価を払う”という前提があって成り立つこと。
さすがにそんなことをする人はいないように思うのですが、日常に置き換えた時に、この例のような行動をしてしまっている方は、意外と多いのです。
自分が支払うのを後回しにして、先に相手に求めると言うような感覚です。
ちなみにこの雑誌取材での雑談がきっかけで生まれたのが、最新刊の「座敷わらしに好かれる部屋、貧乏神が取りつく部屋」(WAVE出版)です。
霊的な観点で貧乏神については説明はできませんが、片づけ心理的な角度から貧乏神が取り憑いていそうな部屋を考察してみると、お金に困る状態になる人の心理パターンや行動の特徴に、共通性が見えてきます。よろしければ、ご高覧頂けると幸いです。
あなたの部屋は、いかがでしょうか? 今の自分の部屋を「貧乏神が好きそうかどうか?」という観点で客観的に感じてみるだけでも、部屋を改善するヒントは見えてくるかもしれません。
<文/伊藤勇司(空間心理カウンセラー)>
特徴1はあてはまる・・
他はだが・・
この特徴1・・・
これでだいぶ損した・・
ホンとなら、もう家1軒建って・・
払い終わってるわ・・・
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