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2018年04月06日19:36

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「啓蟄・蜆」句 & 4/8(日)句会募集

4/8(日)句会開催します。 13:30 事務所集合です。
●兼題は「沈丁花」と「エイプリルフール(四月馬鹿)」の二題です。
●3〜7句つくってきてください。● 参加費は千円です。
※参加する方のみ 4/7(土 )までにメールください。
※参加された方は句会後に自分の俳句を必ずお送りください。
皆様のご参加お待ちしております。
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先月3/4(日)の句です。13:30〜事務所にて
兼題「啓蟄」「蜆」

啓蟄や我が家で冬越えカメムシ飛ぶ
啓蟄に虫起こさんとアネモネ笑う
啓蟄や土のぬくもり母の腕
啓蟄や布団のぬくもりサッと剥ぎ取る
蜆汁ジャリっと砂噛みふるさと想う
蜆汁旨味よりもオルニチン  美代子

啓蟄や河原で拾いし和人形
啓蟄の穴に誘われ別世界 
蜆汁酒宴の熱が冷める朝 
蜆ぶね汲みども尽きぬ我が涙
蜆汁仁で広げる子の心 
啓蟄や古井戸の水蘇り 
啓蟄や行きかう街の浮遊霊  みつを

そっぽむく啓蟄の日の千曲川 
啓蟄や学窓にいる君思う 
啓蟄の鳩も浮かれし善光寺   永吉 

真夜中の厨つぶやく蜆かな 
蜆汁身まで食ぶかと問われけり 
啓蟄のこの懐かしき匂ひかな 
啓蟄や白き光に舞ふ埃
啓蟄や踊ろうと風誘う朝
啓蟄やワルツのステップ習いたし
啓蟄やギター抱えてスクーター 里沙

啓蟄やビタミンカラーのネイル塗る
啓蟄やラジオ講座の本求め
蜆汁啜る子ふいに年寄りめく
遠浅に一寸法師蜆漁 
稜線の裏をも照らす啓蟄日
啓蟄やすべてのいのち温めて   橙

溜息ひとつ浮かべて啜る蜆汁
啓蟄や自転車に乗りたくなるやうな
青森小河原湖
青天より災い落ちて蜆舟
啓蟄の蟇や何をか思ふらむ
啓蟄や長編小説読み終えて
啓蟄や妻と異国の旅に出む
どちらから先に切り出す蜆汁 ヨッシー

啓蟄や子らの地団駄土の盛り
啓蟄やこも脱ぐ松が空を突き
啓蟄やクマが渦巻く洗濯機
啓蟄や我は布団を這い出せず
蜆貝鍋泳がされ大合唱
いさかいの気づまり解す蜆汁
口閉ざし定め逆らう蜆貝   やすえ

桶の中小さき蜆の小さき泡
囚われて蜆は夢をみるのやら
蜆は砂はいてローマは滅亡す
啓蟄の穴にしみこむこぬか雨
啓蟄や畔に降りたつ鷺一羽
啓蟄や久方ぶりのハイヒール
啓蟄の川面に光あふれたる  のりこ

書割の裏を流すや蜆売り
啓蟄や電車の継ぎ目呼び覚まし
しじみ汁五臓六腑を労われり
みどり児の歩み啓蟄早めけり 
四股三度啓蟄の虫二三匹 
啓蟄やゴジラのテーマ響きけり 
志ん生の嗄れ声としじみ汁   雅明

啓蟄や御山の神の目覚めたる  靖智

朝日染む穴道湖点ず蜆舟 
啓蟄や命継ぐ蟻安泰なれ
啓蟄や照るてる坊主吊りて待つ 
啓蟄や待ち伏せの敵あるを知るや 
蜆舟鋤簾掻くたび傾ぎをり
蜆舟猪苗代湖に英世の影
御殿雛へ黙の存問通ひしか   霧海

しじみ貝模様波紋を写しけり
蜆貝せせらず汁を飲むが粋
蜆貝開けばしじみ蝶めきて
一山の蜆大仏頭めき
フィリップ・マーロウ蜆死して口割らず
蜆貝内側の白清かなり
味噌汁にプラス百円蜆汁
滋味しじみ飲めばあくる日ナイスガイ
ボリンジャーバンド昇れよ昇れ啓蟄日
啓蟄や影消すほどの光り受け
啓蟄や蟹片目だし足をだし  サンダル
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