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2018年04月03日09:52

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インターネットで見つけました

(画像は無関係です)

こんにちは。いろはの竹内です。


先日、成田の街をプラプラと歩いていると、

新しくできたクレープ屋さんを発見したんですね。


2坪ぐらいの簡易小屋で、

せっせとオッサンがクレープを作っているんですが、

店頭にぶら下げられている看板メニューを見てみると、

妙に目を引く言葉が書かれていたんですね。



「・・・NRT?」



チョコやチーズのフレーバーに混じって、

『NRT』というアルファベットのメニュー・・・。


地元の人は必ず知っていることなんですが、

「NRT」というのは、その頭文字をとって

“成田(NARITA)”という意味で使われるケースが多いんですね。


「でも“成田味”ってなんだろう?」


そんな疑問を抱いた私は

クレープを作っているオッサンに尋ねてみることにしました。


「この“NRT”ってどんなクレープなんですか?」

「あー、それは食べてからの“お楽しみ”の味なんだよね」




ええ、ウザさ全開の回答です。




でも、余計に味が気になってしまい、


「じゃあ、そのNRTというクレープをひとつ下さい」


と半ばムキになって1個500円もする、

高めのクレープを注文することにしました。



出来上がるまで手持ちぶたさになったので、

先ほどの看板メニューを眺めていると、NRTのメニューの隣に、




『NRT極』(きわみ)




という、さらに高級バージョンのクレープを発見!


しかも、価格は・・・




1個1200円也!




クレープ1個1200円という強気の価格設定!

へたをしたらランチが2人分食べられます。




一体、どんな付加価値のクレープなんでしょうか?




コンサルタント魂に火がついた私は、

興奮しながらオッサンに尋ねました。


「この『NRT極』なんですが――」

「あー、それね」

「一個1200円もするんですね」



「そう。でも、注文しないほうがいいよ」




「へ?」

「自分で言うのも何だけどさ」

「・・・」



「コストパフォーマンスが悪いんだよ」




「・・・」

「これ、注文したら絶対後悔するから」

「・・・」

「買わないほうがいいよ」

「・・・」



まさかの「売らない」という戦略に出られてしまい、

頭が真っ白になってしまった私・・・。



呆然としているところに、

オッサンからNRTのクレープを手渡されて、

むしゃむしゃと食べ始めたんですが、

頭の中は1個1200円のクレープのことでいっぱいのまんまで、



「『NRT極』って、どんな味なんだろう・・・」



と、歩きながら頭の中でグルグルと考えているうちに、

いつの間にかNRTを全部食べ終わってしまい、

最後の一口食べたところで、


「あれ? NRTって、どんな味だっけ?」


と、結局、「NRT」も「NRT極」も

両方ともどんなクレープなのか分からなくなってしまったという

まさかのポンコツな失態を犯してしまいました。




ふーっ。



これがいわゆる「コト消費」って奴ですかね(違います)

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