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2018年03月30日15:44

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「妊娠・出産したら退学が当然」なのだろうか?

■妊娠・出産の高校生、学校の勧めで「自主退学」32件
(朝日新聞デジタル - 03月30日 12:41)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5049420




「妊娠・出産したら退学が当然」という主張があるが、これは余程の根拠が無い限り失当だと思う。

学則等に定めがあればまだしも、定めがない場合は当然に退学とはならない(もっとも学則に定めがあっても退学は公序良俗に反して無効となる可能性がある)。

何故なら、妊娠・出産自体は悪いこと(絶対にやってはいけないこと)ではないからだ。

妊娠・出産は違法行為でも犯罪行為でもない、そもそも「悪」ですらないと私は考える。

とすれば、妊娠・出産の事実を以って退学させるということには余程の合理的根拠や相当性がなければ「当然」とは言えないと思う。


確かに、中には「学校は学ぶ場である」というものや身分・年齢を根拠に退学が当然という主張は一見すると正論のように思える。

しかし、そうなると「一体妊娠していい場や身分って何(何処)?妊娠していい年齢って何歳?」ということをしっかり説明できないといけない。

仮に、退学要件が場所(学校は学ぶ場という主張)ならば、学生(大学生・短大生・専門学校生)は絶対に妊娠できないし、予備校でも同じはず。

もっといえば、社会人(つまり職場)でも研修生や新人従業員は妊娠できないことになる(何故なら、研修生や新人従業員は仕事を「学んでいる」のであり、それは仕事場が「学ぶ場」に他ならないから)だ。

他にも、退学要件が年齢(未成年)だと仮定するなら、女性が16歳以上で結婚できる現行法制度(つまり、当然に妊娠する可能性があるということ)がおかしいということになる。


故に、「高校生が妊娠したら退学が当然」というならば、

1 妊娠したら退学が当然である根拠
2 1(根拠)の合理性・相当性の証明
3 妊娠というものの位置付け

これらのことを最低限述べる必要がある。

「理由も無く・何となく」が理由では短絡的すぎる。
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