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2018年03月30日01:59

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NYフィル

3月13日@サントリーホール


ブラームス: ピアノ協奏曲第1番 ニ短調 op.15
 ピアノ:ユジャ・ワン
     *     *      *
ストラヴィンスキー: バレエ「春の祭典」
 指揮:ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン
 演奏:ニューヨーク・フィルハーモニック

NYフィルを聴くのは、2006年だったので、12年ぶりだ。その時は、マゼールが指揮した。
メインは「英雄」で、なんと、そのときもユジャ・ワンの弾くリストのP協だった。
(その時、初めてユジャ・ワンの演奏を聴いたのだ)
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なんといっても、今回、聴きたかったのは、ヤープ・ヴァン・ズヴェーデンの指揮する音楽。
2005年ぐらいにそのブラームス全集を聴いてから(私の中でブラームス全集の演奏でベスト3に入る)、その後、ブルックナーやワーグナーで、すっかりズヴェーデンに惹かれていた。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=267237968&owner_id=792410
2009年にN響を振る予定があったのだが、それがズヴェーデンが来日中止になり、その後、聴く機会を失っていた。

まずは、ユジャ・ワンの弾くブラームスのピアノ協奏曲第1番。
この人の音楽の魅力は十分に理解もするし、時にすごくエキサイティングであるのだけれど、残念ながら、ブラームスのピアノ協奏曲で聴き手をぐっと惹きつけるには、何かが足りない。
それは呼吸感のようなもの。もう少し別の曲の選択などありようものだが、ユジャ・ワンはこういった音楽を弾きたいのだろう。
アンコールは柔らかい音楽で。
シューベルト/リスト編曲:糸を紡ぐグレートヒェン
メンデルスゾーン:無言歌集 op.67-2 失われた幻影

メインは「春の祭典」
このNYフィルの凄さやストラヴィンスキーの色彩感といったものを原色で聴かせてくれる。
そんなコントロールを見事にズヴェーデンは示してみせる。
これはこれで滅多に聴くことは出来ない音楽だ。
それでも、今までズヴェーデンに惹かれている身としては、物足りなさというものがある。
アンコールで、ワーグナー:楽劇『ワルキューレ』からワルキューレの騎行を聴かせてくれた。
そこにその魅力の片鱗を聴くことが出来たけれど、逆にもっと聴きたくなった。

ぜひ次はこの楽団で ブルックナーを聴かせてほしい。
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