新しい「38度線」

まず　今の状況を　箇条書きにしていきます

１：
北朝鮮は既に　在日米軍基地全部を核攻撃できる力があると看做すべきです
２：
朝鮮半島の非核化に関して　中国と北朝鮮の主張は一致していて
米韓同盟の破棄　在韓米軍の撤退　朝鮮戦争国連軍の解体
を　交換条件にしています
３：
金正恩が北京に着いた時の中国の警備体制などから推察すると
中国と北朝鮮の間には　密接な事務レベルでの折衝が積み重ねられてきたはずで
金正恩は多分
「もしアメリカが『最初の一発』を撃ってきた場合には　中朝同盟に基づいて　中国が参戦する」
という内容の「確約」をしてきたはずです
この確約は　中国にとっても
「北朝鮮カード」
として使える　一種のマイティカードなので
これがある以上　アメリカと言えども迂闊に手を出すことはできなくなります

上記３つが全部実現してしまうと

４：
もし　米韓同盟が破棄された場合
中国韓国北朝鮮共に
「日本は仮想敵国」
だと言う事実と
今の韓国経済が　中国に対する依存度が多すぎて
中国が　事実上韓国経済の生殺与奪の力を持っている事実から
最悪の場合　中国韓国北朝鮮の間で　日本を仮想敵国とする同盟が結ばれる可能性があります

つまり

「新しい38度線」は　対馬海峡になり
仁川や釜山や　朝鮮半島の日本海側に　普通に中国海軍の基地が置かれる可能性もあり
韓国南部を中心に　中国軍機が数百機レベルで展開する可能性もあり
対馬海峡程度のものであれば
ノルマンディー上陸作戦に用いられたのに毛が生えた程度の上陸用舟艇で越えられるので
日本の「国防」の観点から見ると
「想像を絶する『悪夢』」になり
それに対応するために　限られたリソースの中から
防衛費であり常備兵力でありが
今とは桁違いに多くなることが容易に推測できます

これからどんどん生産年齢人口が減っていくこの国にとって
「致命傷」
になるかもしれません

「本当の意味での『国益』」を考えることができるリアリストが
政権中枢にいればいいのですが
今の内閣の支持基盤そのものが
脊髄反射だけで考えるネトウヨ諸氏である以上

…

この国は　非常に困難な状況に陥る可能性があります…







■南北首脳会談、４月２７日開催へ　板門店の韓国側施設で
(朝日新聞デジタル - 03月29日 15:04)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5047897