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2018年03月28日23:52

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水曜クビクビ日記487:去年の冬、きみと別れ

ルポライター耶雲は、先日執行猶予判決を受けたカメラマン木原坂に取材を申し込む。スタジオの火事で盲目のモデルが焼死した事件で起訴された木原坂の罪状は保護責任者遺棄致死罪。しかし耶雲はそれを殺人ではないかと疑っていたのだ。雑誌編集者・小林のアドバイスを受け木原坂に接近した耶雲は、快く取材に応じる木原坂の態度から、間違いなく殺人者であると確信を得る。だが、木原坂の方も、耶雲の婚約者・百合子にその毒牙を向けようとしていた…


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というサスペンス、「去年の冬、きみと別れ」を観た。


以下、去年の冬、ネタバレと別れ。

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ネタバレ無しで語ることが不可能な作品。ゆえに、引き返すなら今です。


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一言で言って、現実味がなさ過ぎて説得力に著しく欠ける映画。しかし岩田くん目当てのお子ちゃまたちが見る分には高尚なツクリになっていたのではないでしょうか。私、瀧本監督の作品の中では「犯人に告ぐ」が好きなんですが、それ以外にもまあまあ退屈しない映画を撮る人と評価してまして、一応本作も及第点だったかなぁと。一番「おっ!」と思ったのは北村一輝の背中ショット。北村一輝、現在パートも過去パートも、どちらも初登場は背中ショットなんですよね。この統一感が映画的。時制の混乱も章立てを使って巧く処理してますし、演出も脚本も、悪くないですよ。岩田くんや美月ちゃんの演技云々についちゃ、まぁアイドル映画としては良く出来てるほう、と言っておきますか。

それにしても、現実味の無さ、というのはかなりデカイと思われます。とっても引っかかるのは時間とカネの問題。主人公が計画を決意してから共犯者を募集して実行に移すまで、あんな短期間でできるものかい?百合子がレストランに就職して店長とそこそこ親しくなるには、かなりの時間がかかるのでは?
カネはかなり重大で、準備資金・共犯者へのギャラと偽造パスポート、手記の自費出版(笑)、これ相当の出費になりませんか?言っちゃなんだが、潰れかけた出版社の社員がそんなカネ持ってるとは思えないんだが。

あと、百合子がモデルになるクダリ。木原坂が11時まで外出してくれたからあの作戦が上手くいったわけで、外出しなかったらどうするつもりだったんだろう…偶然に頼りすぎた犯罪計画は、よく考えたら穴だらけですよ。

ということで、ミステリ映画としては三流ではありますが、説明セリフの冗長さも無いし、アイドル邦画としては良く出来ている、と評価させていただきます。
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