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2018年03月22日15:22

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際限のない堕落

■春分の日で水曜日休みを経験した人らから「週休3日制」望む声続出 「プレミアムフライデーより嬉しい」
(キャリコネ - 03月22日 13:51)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=210&from=diary&id=5037632
 
 
 
長年、社会人として生きてきたが、
 
日本の世の中は、いったいどうなってしまったんだろうね?
 
この際限のない怠惰への願望はどこから来るんだろうか?
 
 
人間は本来、ホモ・ファーベンス(物造り・労働する人)と呼ばれていて、
 
労働を通して社会と関わっていく存在であった筈だ。
 
この「週休三日制」への要求は、
 
そもそも「労働」本来が持つ概念を、頭から否定する考え方で、
 
到底容認できるものではない。
 
 
江戸末期、日本を訪れた外交官、ジャーナリストは、
 
殆どが異口同音に日本人の労働観に、驚きと称賛の声を残していた。
 
「この国では、人々が労働に喜びと誇りを持っていて、
 
働く人々の表情には、例外なく幸せが宿っている。
 
こんな表情はヨーロッパのどの国でもあり得ないことだ」
(英国公使マッカートニー)と。
 
 
キリスト教文明の哲学では、労働は一種の罰であり苦役ですらあった。
 
現に、労働することなしに安楽に暮らす貴族の生き方が、
 
最も徳の高い人間の在り方だとさえ、思われてきたし、現在もそうだ。
 
彼らの文明圏とはかけ離れた日本では、労働こそ生きる喜びだったのに。
 
 
昭和年代、日本人は海外から「エコノミックアニマル」と揶揄され、
 
例によって欧米的価値観を盲目的に崇める手合いによって、
 
自虐的材料として喧伝されたことは記憶に新しいではないか。
 
しかしそれこそ欧米人特有の思い上がりというもので、
 
「労働を苦役」と考える欧米人には、日本人の道徳が理解できなかっただけなのだ。
 
 
大多数の日本人にとって、
 
譬え「仕事中毒」とか「エコノミックアニマル」とか言われようが、
 
仕事すること自体が自己実現の具体的な発露だったことを、
 
これを主張する人たちは綺麗さっぱり忘れてしまっている。
 
その癖、労働を忌避する一方で「昭和レトロ」を懐かしむという、
 
自己矛盾にすら気づいていない、まことに頭の悪い連中という他はない。
 
日本人の労働観は、ここまで欧米の毒素に蝕まれてしまったんだね。
 
 

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