mixiユーザー(id:81402)

2018年03月22日08:29

145 view

まだ先がどこにどうなるか揺らいでいる年齢

2015年11月、「繭の眠り」を見に来てくれて
「作品が忘れられなかった。また展覧会したい」
と申したその作家、長沢ゆうさんからすぐメールがきた。
「女子高校生でモデルになってくれる人を知りませんか」

うむむむむむむ〜〜〜。
おらんわ。そんな子。
アンタの作品、忘れられへんかった。って言ったからって
無理難題をいいよってからにぃ〜〜〜。

「大人やけど、おぼこい顔立ちの人に制服を着てもらって
モデルになってもらうのだとダメ?」

高校生で女の子だと、まだ先がどこにどうなるか
揺らいでいる年齢で、その年齢の子で作品を作りたい。
 とのことで。

「自分の身の回りにはお願い出来る女子高生はいないので
駅前で声をかけるしかアテはないです」
頼む。それだけはやめれ。

という事で事務所隣の古参住民(コラコラ)Sさんにお尋ねした。
少し考えられて
「〇〇〇ちゃん!〇〇〇ちゃんがいいわ!
あの子、ちょっと学校に行けなくなってて、、、。
別の世界を見るのもいいから!」
そしてご両親の許可を得てモデルになってもらった作品が
DMにも掲載した「波の上の人」

昨夕、お母様と〇〇〇ちゃんが京橋の画廊のあと、
カメリアに来て下さりお話しが出来た。

お母様が「2年前の〇〇〇はこんなだったのねぇ。」と、
「しみじみ見入ってしまいました。」と。

タイトルの「よるひかるこけよりもささやかに」がステキです。と
おっしゃって下さったので、30年以上前の、魂の片割れのような友の
エッセイを読んだ時の言葉をお伝えした。
このタイトルの中に
「〇〇〇もモデルとして居させてもらって幸せです。」と。

GALLERY b.TOKYOで展示されている3体の作品は震災後の世界。
(Gallery Camelliaに展示の作品は震災前の世界)
世界が揺らいでいる不安の中で、それでも真っ直ぐに向けられる眼差し。

その眼差しにお母様は
「〇〇〇の存在をこのような作品にして貰えて、、、。」と、
震えるように喜んでいらっしゃいました。
そんな風に作品に関与してもらえて、私も関与のおこぼれで
本当に有難かったです。よかったです。

1 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2018年03月>
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031