東北電力女川原発はちゃんと停止できてるしな

原発避難「国に責任」の判決
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国の責任以前に東電の責任なんだが、東電ではなく監督側の国が払えっていうのもどこまで正しいのかとは思う。でもまあ、電力会社側の基準でちゃんと津波対策を考えていた東北電力女川原発は、福島第一発電所以上の揺れと津波の直撃をくらってもちゃんと停止して爆発なんぞしてないわけなので、爆発してしまった福島第一原発が事故で済ませられないのは当然だろう。

私は東電の福一事故は人災の側面がかなり強いと思ってるので、この訴訟に関しては東電・監督組織の罪は問われてしかるべきと考える。10m超級津波やM9級地震にどこまで備え、対応すべきかという点は3.11以降物凄い勢いで議論されて対応手順が作られてきているけれども、3.11以前には今ほどではなかった、というのも事実ではある。種々の事情を鑑みて金額の妥当性に最後は行きつくんだろうけど、どのような判断を裁判所は下すことになるんだろうか。

それと、当時の民主党政権による震災対策（特に情報公開）があまりにひどかったと私は思っている。この点はぜひ争点にしてほしいものだ。ヨウ素剤を配布不要としたり、全身被爆測定装置の搬入が6月だか7月末だったり、頭沸いてるんか？と疑いたくなるような酷い対応だった。報道が煽り放題だったのはもうマスゴミ通常運転なんでどうしようもないが、こういう行政や報道により、不安に襲われて移動を開始したという人もいるんではなかろうか。

行政はこれで一定の損害賠償に応じるのかも知れんけど、結局税金で補填されるだけなんだよなぁ。公務員の仕事として、勝手に動けないのは分かるんだが、議員がアホで損害でた時には議員の私財から少しぐらい強制補填させてほしいもんだ。