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2018年03月18日15:16

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小説・にゃんこの王国にやん☆2


・・前の話は前日記にあります^^;


・・と少年(薄茶色の猫耳と尻尾つき)は
小さな女の子(こちらも黒の猫耳と尻尾つき)に言った

うれしそうに女の子 アシャはうなずく 

「リアたん! 一緒に魔法の呪文を唱えるねえ!」


二人は声をあわせて魔法の呪文を唱え それから

「この大きな袋にいっぱい 異国のキャンデイ 
しゅしゅキャンデイを降らせたまえ!!!」
・・・と言った

そう 袋いっぱいで 良かったのに
そのはずだったのに・・・

そして・・・

石畳の道路や塔の上に 町中に ものすごい音をたてて 
豪雨のごとくキャンデイの雨が降り注ぐ

雨ならぬ飴玉ことキャンデイ

ガラガラ!
ゴロゴロ! 
ゴロゴロゴロ!

降る降る・・キャンデイが ものすごい量のキャンデイ(包み紙に包まれた) が
空から降ってくる・・。

ドゴゴゴゴゴ!
まるでキャンデイが滝のように 豪雨のごとくに降りそそぐ

メキ!ボコン!
あ、あの家の屋根に穴があきました・・にやん
あちらの家の屋根も・・・にやん


ゴロゴロと転がるキャンデイの山
道いっぱいのキャンデイ

あ・・・・キャンデイに足をとられて 紳士や 綺麗なドレスを着た方々(猫の人)が 
滑って転がる転がる
また転がった

まだまだ転がる・・転がってゆきます
どんどん転がってゆきます・・にやん

それから埋もれてる人達も多数・・・。
埋もれて、ピクピクしてます にやん!

尻尾だけ 見えてます にゃん

あちらこちらで悲鳴があがる
「うあ〜ん」「きゃああ!」

こちらの転がったご婦人の長いドレスのスカートがめくれて 
そのレデイの悲鳴があがる

「きゃー!どうしましょう!にやんにやん!」
「いや〜ん 私のドレスが!」
「きゃあ〜!きゃあ〜!」

「いや〜ん!にやん!」
「きゃあ!」


前に進もうとして 前後に揺れて転がりかかる紳士・・あ・・こけた。

となりにいたお店の人も荷物を持ったまま
ドガシャ!

あ・・・キャンデイの山の中にこけて 埋もれた・・。

誰かが
尻尾だけ出て・・ピクピクしている。

「きゃあ〜!」「ひゃああ〜!」
あちらこちらで悲鳴が上がる

他にもキャンデイのために 坂道をどこまでも 転がってゆく紳士や子供たち
「ひやああ!にやん!」 「きゃあ!きゃあ!にやん!」
「きゃああ〜!」

ズザザサ
ああ・・子供(猫人)が転がってゆく
また一人 また一人と・・

「にゃん!にやん!にやあん!」悲鳴らしい・・

ザ!ザ!ザッ!
膨大な量 まるで怒涛の川の流れのような飴玉(またはキャンデイ)の勢いに
逆らう子供(猫)
必死に歯を食いしばり
前に進もうと・・あれ・・・?

やっぱり 流されてゆきました
「あれ〜!にやん!」

そしてある場所では・・
ザザザー!

子供たちはキャンデイに埋もれたり 
あるいはキャンデイに押し流されて 転がりながらも 
キャンデイをひとつ口にほばって

「美味い!」と歓声をあげる子供の猫(人)
「え!どれどれ?」他の子供の猫(人)

それはそれは 楽しげに うれしい歓声 いや悲鳴をあげている
いや・・歓喜の声か・・

とにかく、一番喜んだのは 子供(猫の人)たちのようでした・・。


街は とにもかくにも キャンデイの洪水で大騒ぎとなったのでした・・。

何はともかく 街の被害は甚大・・
建物は 飴玉・・キャンデイで破壊されてしまったのでした。


3に続く・・
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