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2018年03月14日00:38

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CELESTE/チェレステ

音楽の話。
1980年台、日本でプログレの発売が盛んだった頃、キングレコードの洋楽部門が頑張っていました。
ユーロピアンロックコレクションというシリーズを展開し、
数ヶ月おきに複数のタイトルを出すという力の入れよう。
しかも、発売した(する)タイトルを紹介する小冊子を作って、
レコード店で無料配布していたほどですね。
特に、イギリス以外の欧州各国から様々なグループを買い付けていたので
、それらに関しての情報は貴重でした。
その小冊子は確か三冊まで出ていますが、引っ越しの際に何処に仕舞いこんだやら(苦笑)

この時はレコードとCDを併売する時代で、人気が有る作品は両方出ていたと思います。CDが3200円で、レコードの方がやや安かったかな。

さて、その中にイタリアのグループ「CELESTE/チェレステ」が有りました。
1976年に発表された唯一のアルバム。
メロトロンをたっぷり使った音楽であるという紹介が有って、レコードを
買うに至りました。
その音楽は忘れられず、レコードを聴かなくなっても、時折思い出せるほどでした。

その後、1990年台にCD化されたり、日本でも出たり、
本国で2000年台に未発表の作品を集めた四枚組限定盤が出たりしていましたら、全て買い逃しています(苦笑)
その頃は、余りこちらのアンテナの感度も良くなかったり、他の事に趣味が移っていたと言う事でしょう。

2018年1月に国内盤の再販が有ったばかりですが、
そちらはSHM-CDという高音質をうたう割高盤で、ボーナストラックは1曲のみ。
買うのを躊躇っていたら、本国イタリアから2018年02月に、
紙ジャケットでボーナストラック3曲入り復刻だという情報が。
勿論そちらに飛びつきました。

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久々に聴くにも関わらず、殆どメロディは覚えていました。
勿論、細かい演奏の機微や作り込まれた部分は記憶から消えていましたが。

アコースティックギターとWフルートという素朴な基本の音に、メロトロンのフルート等の音が加わる構成。
その辺はフォークっぽい雰囲気もあり、それにオルガンやシンセサイザーやベースが重なり、ドラムは控えめ。
男性のみのボーカルが、時にはコーラスを重ねて盛り上げます。
また、サクソフォンなどの太く鳴る管楽器も入りジャズ要素も感じます。

全7曲で37分という短さですが、何とも壮大で美しい展開を見せる曲も有ったりと、印象深く終わります。
イタリアンプログレの見事な傑作でしょう、聴いて損はありませんよ。

ボーナストラックは、アルバム収録のVer違いが2曲、
しかもどちらも女性ボーカルなのでびっくりしました。
アルバム収録前の原型なのでしょうかねえ。
残る一曲は習作と入った感じでした。
それにしても発売をずっと後から知った4枚組が欲しいが絶版。

閑話休題、手元のCDシングルを発掘したら1988年製ですって。
もう30年前ですか、なんてこったい。
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ダンバインとZZの絵は幡池裕行さんでした。

この辺は全然取り込んでないんですよねえ。
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